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2020年3月17日(火)

学校休校中 子どもに100円弁当

困窮家庭に配達 東京・世田谷

 東京都世田谷区は16日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校休校中、経済的な理由や保護者の病気などで昼食を食べることができない小中学生に向けた弁当の配達を始めました。1食100円で25日まで。

 希望者は区へ事情を説明し、申請書を出して申し込みます。弁当は委託業者が作り、午前9時~正午に各家庭に配達します。区は12日、小中学生を持つ全世帯に「緊急的なお弁当の配達について」としてメールを一斉に配信。受付開始日だけで100件超の申し込みがありました。

 2018年度に同区が行った調査では、小学5年生で6%、中学2年生で8%の家庭が「経済的な理由で食料を買えないことがある」と答えています。同区では19年7月から経済的に困窮する家庭に向けた弁当配達や、調理要員を派遣し保護者の代わりに食事を作る事業を始めています。今回は同事業を活用し、範囲を広げたもの。

 子ども家庭課の増井賢一課長は「突然の休校で給食が対応できないなか、生活が困難な家庭に影響がでています。すぐに対応しなければいけない状況と判断し始めました」と説明。「数に限界もありますが、業者と協力し、できるだけ要望に応えたい」としています。


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