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2020年3月14日(土)

さいたま市 朝鮮学校へのマスク不支給

謝罪と配布求める

市民団体が要請

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(写真)市の担当者(手前)に申し入れる「有志の会」の人たち=13日、さいたま市

 新型コロナウイルスの感染対策で、市内の子ども関連施設に備蓄マスクを配布しているさいたま市が、埼玉朝鮮初級中級学校の幼稚部を対象から外した問題で13日、「誰もが共に生きる埼玉県を目指し、埼玉朝鮮学校への補助金支給を求める有志の会」は市に、謝罪とマスク配布をするよう申し入れました。

 共同代表の渡辺雅之・大東文化大学教授らは、市職員が同学校側に「転売の恐れがある」との趣旨の発言をしたことから、SNSなどでヘイトスピーチが大量に拡散されていると指摘。「配布除外の措置そのものが、ヘイトスピーチ拡大につながる危険がある」と話しました。

 市子ども未来局・幼児未来部の佐野篤資部長は「正しい表現でないことを言ったというのは、気をつけなければいけない」「ヘイトスピーチ拡散は許されない」と述べました。

 渡辺氏は「子ども未来局は“子ども(日本国籍に限る)未来局”ではないと思う。どんな子どもでも、未来を保障してほしい」と訴えました。


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