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2020年3月11日(水)

「1社もつぶさない」

道中小企業家同友会 畠山氏が懇談

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(写真)同友会の(左から)守、細川両氏と懇談する畠山氏(右端)=10日、札幌市

 官邸の意向で鈴木直道北海道知事が「緊急事態宣言」を出し、小中高校の休校や外出の自粛を強く要請したことで中小企業の深刻な危機が広がる中、日本共産党の畠山和也前衆院議員は10日、札幌市にある北海道中小企業家同友会を訪れ、意見交換しました。

 守和彦代表理事らが応対しました。「1社もつぶさない」(広浜泰久中同協会長談話)を合言葉に全力を挙げるも、「今月中に資金が確保できなければ、企業倒産も出てくる」と守氏。「地域で1社なくなっただけで地域崩壊につながる事態になる。いままでの制度では間に合わないので現実的な支援策がないとだめだ」と危機感をあらわにしました。

 細川修専務理事は、実施した緊急アンケートで「企業経営に影響が出ている」「今後影響が出る」が9割に及び、道内すべての中小企業が影響を受けていると強調。「収束が見えない中、簡便な手続きでの運転資金支援など機動性と実効性を備えた支援策が求められる」と語りました。

 畠山氏は、申請書類の緩和や金融機関で迅速な対応ができるよう道経産局に要請したと紹介。「状況は切迫しており、緊急に対策を打つことを示すべきです」と話しました。

 守氏は「消費税増税や年金不足、新型ウイルスと続き、雇用と地域を守るため頑張っている中小企業に手を差し伸べ、支える政策を打ち出してほしい」と重ねて求めました。


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