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2020年2月23日(日)

「本格復旧まだまだ」

宮城 丸森町の台風被害調査

ふなやま氏と紙議員が現地へ

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(写真)被災した集落を案内する(左から)海川氏と山本、ふなやま、紙、橋本、日下の各氏=22日、宮城県丸森町

 日本共産党の紙智子参院議員と、ふなやま由美衆院比例予定候補は21、22の両日、台風19号(2019年10月)で被災した宮城県丸森町の被災地を訪れて調査しました。橋本正一農林漁民局次長と山本明徳党町議、日下七郎党角田市議らが同行しました。

 丸森町は阿武隈川支流3河川で18カ所が決壊し、被害総額は415億円に上ります。

 保科郷雄町長は「本格的な復旧はまだまだこれから。公共土木や農業土木など技術職の人手が足りず、復旧計画がままなりません」と、国や県からの支援を訴えました。被災農家が営農できない期間の収入の補償も課題として挙げました。

 紙議員は「現地の声を国にしっかり伝え、早急に支援できるよう働きかけます」と応じました。

 自主防災会会長を務める海川正則町議は、川底にがれきや泥が堆積して水面が上がっている河川を案内し「このままでは戻れないという世帯も多い。川底の思い切った掘り下げと、壊れた橋の撤去を進めてほしい」と求めました。

 一行は仮設住宅団地を訪れ、集会所で入居者と懇談しました。夫と2人で入居している60代の女性は「今も雨のたびに、また水が来るんじゃないかと不安になります。もう水があふれないように早く川を改修してほしい」と話しました。

 この他、丸森町森林組合や、一條功町議の案内で阿武隈急行の被災現場を調査しました。


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