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2020年2月12日(水)

新型肺炎拡大 専門バス会社 深刻

中国客ツアー1日以降ゼロ

終息長引けば、借り入れ必要に

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、中国からのインバウンド(訪日外国人旅行)を相手にしてきたバス会社では、深刻な影響が出始めています。(遠藤寿人)


 千葉県成田市にあるAさんのバス会社。扱う団体客の100%が中国からのインバウンドです。1月31日のツアーを最後に「2月1日以降は仕事が何も動いていない」とこぼします。12台のバスは車庫に止まったまま。運転手11人は自宅待機しています。

30件キャンセル

 中国政府は1月25日、海外旅行を含むすべての団体旅行を27日から禁止とすることを決めました。Aさんが同25日、旅行会社に電話すると、月末まで30件のキャンセルが出ていました。渡航禁止になると「一気に悪くなった。さすがにやばい。仕事が全部止まると思った」と話します。

 運転手11人、25日分の2月分の仕事が止まりました。中国の渡航禁止の影響をもろに被ったAさん。台湾やタイからの観光客を扱うツアー会社に仕事を打診しましたが、こちらもキャンセルになっていました。損害は売り上げベースで月1500万円強になります。

 Aさんは「成田市のバス会社はインバウンド主体の会社が多くバスは全部止まっている。中国人が社長の会社では、日本人運転手を全員1月末までに解雇した。どれだけ長引くか分からないので、結局そうせざるを得ないが驚いた」といいます。

観光全体の3割

 日本政府観光局(JNTO)によると、2019年の中国からの観光客は959万人。全体の3割。特に日本は、春節(旧正月・1月24~30日)の渡航先として人気がありました。観光客の消費規模(観光庁)でも中国は1兆5000億円(2018年)で34・2%。韓国が5881億円で13%です。

 Aさんは、長くても3月中旬までに終息すると見通していますが…。長引いた場合も想定して1000万円ほどの借り入れも念頭に入れざるを得ません。「“爆買い”が起こっていた時期より、バス会社やバスも増え、バス代は高額にならないのが現状。中国から日本に旅行に来たい人は山ほどいる。ダムが決壊するように、中国人客が押し寄せるまで耐えるしかない」と話します。


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