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2020年2月5日(水)

首相が「うそつき」 質問者をののしる

衆院予算委

 首相主催の「桜を見る会」の私物化疑惑をめぐって、安倍晋三首相が4日の衆院予算委員会で、野党の質問者に対して「うそつき」などと色をなして攻撃。「人間としてどうなのか」などとののしる異様な態度を示しました。

 立憲民主党、国民民主党などの共同会派の黒岩宇洋議員が、「桜を見る会」の前夜祭が5000円と格安だった点について「買収」と述べたことについて、安倍首相は「極めて失礼な発言だ」と激高。黒岩氏がホテルの規約を持ち出して参加人数が変動した場合のリスクなどについてただすと、「根拠のないことをいっている。うそをついている」と発言しました。

 黒岩氏が規約を読み上げて安倍首相の発言の撤回を求めると、安倍首相は、黒岩氏が前夜祭に高級すし店の料理を出していたと主張していたことを持ちだして、「うそつきだ」と再び発言。さらに、黒岩氏が首相秘書官の耳打ちをとがめたことについても、「秘書官を怒鳴るというのは人間としてどうなのか」と激高しました。

 衆院予算委員会終了後に同委員会理事会が開かれ、野党側は、安倍首相が黒岩議員に「根拠のないことを言っている。うそをついている」と発言した問題について、発言の撤回と謝罪を要求しました。与党側は、持ち帰り検討することを約束しました。

 野党側は、テレビ中継される同委員会で首相が発言の撤回と謝罪をするよう求めています。


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