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2020年2月1日(土)

政府・与野党ともに新型肺炎対策進める

田村政策委員長が会見

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(写真)記者会見する田村智子政策委員長=31日、国会内

 日本共産党の田村智子政策委員長は31日、国会内の会見で、新型コロナウイルス関連肺炎に対する対策について問われ、「いかに感染拡大をさせないか、水際対策がぎりぎりのところにきている。政府、与野党と力を合わせて対策をとっていきたい」と表明しました。

 感染している未発症者の対応で、田村氏はコロナウイルスの感染力はインフルエンザと同程度の感染力と専門家から指摘されていることに言及。「問題は、感染力をもつ重症者がでたとき、病院・自治体が対応できるよう、手遅れにならないよう対策を急いでとるほうが建設的ではないか」と指摘し、専門家の知見を聞いて、対応していくことが必要だと語りました。

 また維新の会の馬場伸幸幹事長が、新型肺炎対策と憲法への緊急事態条項新設を結び付けて発言したことについて問われ、「あらゆることを憲法改定に結びつけようとする。大変腹立たしく聞いた」と批判。「危機のときに現場の声、さまざまな意見・知恵を結集しながら必要な対策をとることが必要だ。国会の審議もなく政府が決めていくのは逆ではないか」と語りました。

 その上で、意見を政府に伝えることで対策がより効果的に進められるようになるとして、「国会も開かずに、公的なことまで措置ができる、国民の権利を制限することができるなどはあってはならない。みなさんの危機感を逆に理由にした本当にひどい発言だと思った」と語りました。


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