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2020年1月31日(金)

きょうの潮流

 招いたけど招待はしていない。捨てたけど破棄ではない。答えているけど答弁ではない。これ、なんにでも使えるわー、ついに大喜利が始まった▼募っているけど募集はしていない―。「桜を見る会」の問題を連日国会で追及されている安倍首相から飛び出した“迷答弁”。地元の後援会員らを幅広く募っていたと迫る共産党・宮本徹議員の質問に述べたもので、すぐにツイッターなどで盛り上がりました▼すりかえる、ごまかす、しらばっくれる。みずから口にした「説明」をなげすて、不誠実な態度に終始する首相にあきれ、怒る声が改めてひろがっています。このままでは、どこまでも国が落ちぶれると▼きのうの田村智子議員への答弁もそうでした。税金を使った公的行事に支援者を大量に招待し、その事実を隠ぺいする数々の法違反。疑いを晴らすには調べ、資料を示し、真相を明らかにすべき。そうただされても言い逃ればかりの首相に行政を語る資格があるのか▼悪質なマルチ商法で名高い人物を招いたことがさらに被害を拡大させたことにも個人情報や一般論をもちだし、痛みに寄り添おうともしない。いくら国民が納得しなくとも一つでも事実を認めたら命取りと逃げ続ける情けない姿です▼これだけ私物化が公になっても恥じない首相。それを守るため口裏合わせに躍起な政権や官僚。くり返されてきた醜い慣行は政治への不信をまん延させてきました。ツイッターにはこんなやゆも。「日本を壊しているけど破壊はしていない」


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