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2020年1月28日(火)

京都市長選2.2決戦

現職陣営は時代錯誤

新聞広告に「つなぐ2020」

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(写真)現職陣営の新聞広告について発言する共同代表の(左から)井﨑、白坂、梶川、石田の各氏=26日、京都市中京区・「つなぐ京都2020」事務所

 激しさを増す京都市長選(2月2日投票)で、現職陣営が「大切な京都に共産党の市長は『NO』」との新聞広告(26日付)を出した問題で、「つなぐ京都2020」は26日、「見識のない時代錯誤の現市長陣営の新聞広告について」とする見解を発表しました。

 見解は、「中身なしに一方的にレッテルを貼り、居丈高に市民を恫喝(どうかつ)するこうしたやり方は見識を疑う。時代錯誤で選挙を汚すもの」と批判。さらに、選挙で政策をまじめに語り合う市民や団体・政党を愚弄(ぐろう)し、「切実な願いを問答無用に抑え込むもの」と強調しています。

 そのうえで、福山和人候補の政策を届けるための緊急の新聞広告・ビラ作成を行うとし、募金や選挙ボランティアへの協力をよびかけ、「大切な京都、誰ひとり排除しない市長に『YES』!」と結んでいます。

 同日「つなぐ京都2020」の会見では、共同代表の各氏が発言。

 市民環境研究所の石田紀郎氏は「福山さんの選挙は一党派ではなく、市民がいっしょになって新しい形でやっている。それを抜きにしていることに怒りを覚える。政策論争をやらず、印象だけの言葉を使っていることにも本当に怒っている」と強調しました。

 井﨑敦子氏は「対話によって、いろんな意見を解決していくのが民主主義の基本だ。この広告は(意見の違うものを)『排除する』というものだ。広告だからといって掲載させることも倫理的におかしい」と憤りました。

 白坂有子氏は「京都市民の見識で、思想・信条の自由、人権を守る市長は誰なのかきちっと判断してくれると思う」と述べました。

 梶川憲氏は「広告を見ていくと書いてあるのは『北陸新幹線延伸』だ。暮らしや仕事の言葉は一言も出てこない。正体をはっきり見た思いだ」と語りました。


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