2020年1月24日(金)
夫婦別姓質問に自民席からやじ
与党の認識問う 高橋議員が批判
衆院議院運営委員会は23日、理事会を開きました。22日の衆院本会議での国民民主党の玉木雄一郎代表の質問中に自民党席から「だったら結婚しなくていいじゃないか」というやじが飛んだことをめぐり、野党側は自民党に対し、やじを発した本人を特定し、どういう意思で発言したのか確認し、与党の認識を明らかにするよう求めました。
玉木氏は、「姓を変えないといけないから結婚できないといわれた」と20代の男性の相談を紹介。法律で夫婦同姓を義務づけている国は日本だけとして、速やかに選択的夫婦別姓を実現すべきだと求めました。
自民党の岸信夫理事は「一般論としてやじは慎むべきだ」との認識を示し、野党の求めに対し「持ち帰る」としました。
日本共産党の高橋千鶴子議員は「やじに多くの女性が衝撃を受けており、許し難い発言だ。選択的夫婦別姓は与野党対立するものでなく世論も賛成が多数だ。(玉木氏は)当然の指摘をした」と述べ、「このやじに対する自民党の認識が問われている」と厳しく追及しました。