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2020年1月20日(月)

日本共産党第28回大会

第一決議案(政治任務)の討論

小池書記局長の結語

 日本共産党第28回大会最終日の18日に行われた、小池晃書記局長の第一決議案(政治任務)についての討議の結語は、次の通りです。


写真

(写真)結語をのべる小池晃書記局長=18日、静岡県熱海市

 第一決議案(政治任務)の討論の結語を行います。

 第一決議案については、市民と野党の共闘の発展と、日本共産党の躍進という二大目標を、いかにして統一的に追求するかを中心に、活発な討論が行われ、豊かに深められました。

 そして、来たるべき総選挙に勝利して、安倍自公政権を倒し、野党連合政権に道を開く、決意と希望に満ちた感動的な議論となりました。(拍手)

ともにたたかう来賓のみなさんからのごあいさつ

 開会直後の、6人の野党各党代表と特別ゲストの皆さんのごあいさつは、市民と野党の共闘の前進をあざやかに示すものになりました。

 立憲民主党の安住淳国会対策委員長は、「お互いの距離をさらに縮めて、国会運営や国政選挙で一体感のある協力をしていこう」「そうすれば、自然とその先に政権が見えてくると思う」と呼びかけました。国民民主党の平野博文幹事長は、「志位委員長が触れられた、立憲主義回復、格差解消、多様性の三つの柱は、日本の国を変えていく大きな指針になる」と語りました。

 社会民主党の吉川元幹事長は、「9条を無視する安倍政権をみんなの力で倒そう」と訴え、沖縄の風の伊波洋一代表は「あきらめないこと。これが勝利の方法だと沖縄県民は確信している」と語り、碧水会の嘉田由紀子代表は「政権交代の枠組みを、みなさんの足元の一人ひとりの草の根からつくろう」と述べました。

 そして、特別ゲストの中村喜四郎衆議院議員は、「まったく共産党とはかけ離れた立場」と切り出しながら、「次の総選挙で小選挙区100議席を勝つには日本共産党の力がなければ絶対に勝てない。力を合わせよう」と迫力満点で訴えられました。

 どなたも、真心と決意と覚悟をこめた、連帯のメッセージをおくってくださいました。

 野党の共闘が、3年前と比べても、確実に前向きの変化を遂げつつあることを示すものだったのではないでしょうか。(拍手)

 ともにたたかう新しい友人と古くからの友人の皆さんからの激励と連帯のごあいさつも、心のこもった、うれしいものばかりでした。

 「総がかり行動実行委員会」の高田健さんは、日本共産党が提案した「安倍政治からの三つの転換の方向」を「断固として支持したい」と力強いエールを送り、「市民連合」呼びかけ人の山口二郎法政大学教授は「野党候補を一本化し、平和と国民生活を守る政権構想を掲げることで、自民党を打ち破ることができる」と語りました。首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんは、「全国にいる共産党のみなさんで野党共闘を推進してほしい」と期待を述べました。

 立憲主義、格差是正、多様性。この三つを共闘の理念にすえて話し合えば、連合政権の合意をつくりあげることができる。そのことが、くっきりと見えてきたではありませんか。

 あらためて、大きな激励を与えてくださった内外の来賓のみなさんに、重ねて感謝を申し上げるものです。(拍手)

 この大会期間中も、カジノ疑惑で秋元司・前カジノ担当副大臣が再逮捕され、公職選挙法違反の疑いで自民党の河井前法務大臣夫妻事務所の家宅捜索が行われました。ところが安倍晋三首相は、自ら任命した政務三役に次々噴き出る疑惑に対して、だんまりを決め込んだままです。このような政治には、一日も早く終止符を打たなければなりません。

 市民と野党の共闘をさらに前にすすめ、今年こそ安倍政権を倒して、新しい政治への道を開く年にしようではありませんか。

「二大目標の統一的な追求」が合言葉に

 大会討論での代議員、評議員の発言は、どれもが教訓に富み、素晴らしいものでした。

 第一決議案の「二大目標」をめぐっては、共闘の発展に誠実に力をつくすとともに、日本共産党の独自の主張を堂々とつらぬくことで、党への信頼が広がっていることが、さまざまな実践に裏付けられて語られました。

 衆議院比例代表北海道ブロック予定候補の畠山和也代議員は、共闘に誠実に努力するとともに、TPPや日欧EPAによる農業つぶしやJR北海道の鉄路廃止、カジノ誘致などに反対するたたかいで、「党独自の主張や活動を遠慮せずに堂々と貫いたことで、潜在的に党への信頼が広がっていった」と、自らの経験をもとに語りました。

 昨年の参院選で野党統一候補を勝利させ、比例代表でも過去最高に次ぐ得票率を実現した岩手県委員長の代議員は、「市民と野党の共闘に誠実に努力したことが、政党間の信頼を広げるだけでなく、有権者の信頼を広げた」と述べ、野党共闘勝利に全力を注ぐ取り組みを土台に、「がめつく比例を獲得する」活動の重要性を語りました。

 ほかの野党と共闘関係にある中でたたかう選挙では、「ほかに入れるところがないから共産党」とはなかなかなりません。党の政策を堂々と語り、いつでもどこでも「比例は共産党」と、それこそ「がめつく」支持を訴えなければ、党の躍進はぜったいに実現しません。

 決議でも報告でも強調しましたが、市民と野党の共闘の課題を実現しようと思えば、「アメリカ言いなり」「財界中心」という日本政治のゆがみにぶつからざるを得ません。党の民主的改革の政策は、安倍政権を倒したいという市民の願いを実現するために不可欠のものであることを、堂々と語っていきましょう。

 党躍進のためには、「共産党だから支持する」という積極的支持者をどれだけ増やせるかが勝負です。

 畠山さんは、党綱領の全体像を語ることについて「日本と北海道の未来を骨太に、希望を持って語れるのは日本共産党しかありません」と語りました。

 神奈川県委員長の代議員は、「今回の綱領一部改定案は、党をまるごと理解し、支持してもらう上で、あらゆる問題で豊かな材料を提供してくれています。全党が綱領改定の内容を学び、みんなが自分の思いで語れるようになれば、積極的支持者を広げることは、必ずできます」と力を込めました。

 一部改定される綱領を力に、党の綱領、理念、歴史をまるごと語る取り組みを、ただちに開始しましょう。

 積極的支持者の中心は、党員と「しんぶん赤旗」読者です。二大目標をやりとげるためには、どうしても党の自力をつけなければなりません。過去3回の共闘選挙で繰り返した「共闘勝利と党躍進の両方を実現するためには、党の自力が足りなかった」という総括に、ピリオドを打つためにも、第二決議案が提起している党建設の目標をかならずやりとげましょう。

 討論では、共闘の勝利と党の躍進という二大目標を「統一的に追求しよう」が、合言葉になりました。

 二つの目標を、いつでもどこでも握ってはなさず、かならず実現しようではありませんか。

「積極的支持者」は一日にしてならず――「集い」、「街角トーク」の開催と後援会の強化を

 積極的支持者を増やすために「毎日が選挙戦」の構えで、今から日本共産党を語る一大運動を広げようという呼びかけも正面から受け止められ、具体化に向けた決意がこもごも語られました。

 積極的支持者を増やすために大きな力を発揮しているのが「綱領を語り、日本の未来を語り合う集い」や、双方向の「街角トーク」の開催です。

 衆議院比例代表東北ブロック予定候補のふなやま由美代議員は、仙台市議を辞職して2017年総選挙に挑んだものの、日本共産党の躍進をかちとれなかった「悔しさをバネに」、積極的支持者を増やそうと、ある時は「赤旗」読者さんのお茶の間で、ある時は職場で「ゆみカフェ」と名付けて綱領を語る「集い」を開き、これまでに36人の新しい仲間を党に迎えた経験を語りました。「『党は自衛隊や天皇制をどうしようとしているのか』とか、『中国や旧ソ連のような一党独裁ではないのか』などの共産党への疑問や誤解がどんどん解けていって、参加する方々が笑顔でほっとする姿を見たときには、快感すら覚えた」とのことでした。

 「積極的支持者は一日にしてならず」です。「綱領を語り、日本の未来を語り合う集い」を、全国津々浦々で、大中小さまざまな規模で開催し、それを後援会活動へとつなげ、積極的支持者をうまずたゆまず広げていきましょう。

 決議案で新しい発展を呼びかけた後援会活動を、選挙を日常化し、積極的支持者をたえず広げていく組織活動のカナメにすえることが大切です。後援会は、選挙をともにたたかう基本組織であり、党と支持者の結びつきを強め、広げていくうえで、大きな力を発揮しています。後援会ニュースや、季節の行事などを通じた、心かよう結びつきを強め、支持者みんなが立ち上がる選挙にしていきましょう。

 神奈川県北部地区委員会の代議員は、後援会ニュース読者の拡大と配布に力を入れ、市議選挙ごとに後援会員を増やし、激戦の中でも、高位当選を果たしている経験を報告しました。

 埼玉県中部地区委員長の代議員は、1万3千人の後援会員と後援会ニュースで結びつき、訪問して手渡しする作戦で、県議選に勝利した経験を語りました。「ニュース読者はあったかいなと感じた」「いつもはポストインするだけだったけど、実際に顔を見て『広げてください』とお願いすることで信頼関係が深まった」という感想が寄せられたそうです。「楽しく元気の出る後援会活動」だと思います。地区党は、比例目標に見合うよう、後援会員の倍加に取り組むことを目標にしたとのことでした。

 第一決議案報告では、現在全国で340万人の後援会員を、「850万票、15%以上」の得票獲得にふさわしく、400万から500万の後援会をめざすことを当面の目標として呼びかけました。

 得票目標に見合う後援会の確立へ、それぞれの地域で、職場で、目的意識的で持続的な取り組みを強めようではありませんか。

生き生きと活躍する若い世代の議員――支部と機関が温かく支えよう

 討論では、若い地方議員や議員をめざす同志、党歴の短い地方議員のみなさんが、住民の要求実現のために生き生きと活動している発言が相次ぎました。

 活動の「見える化」を徹底して、住民要求実現と党建設に奮闘する千葉市議。お兄さんの命と尊厳を奪った国への怒りを胸に沖縄県議選に挑戦する代議員。入党1年で党議席空白を克服した香川県宇多津町議。サッカー界から地域おこし経由で共産党へ、高校生とも腹割って話す茨城県利根町議。入党半年で立候補を決意し、綱領を力に議会活動にも党建設にも大奮闘している岡山県倉敷市議。トランスジェンダーであることをカミングアウトし、共感と理解を広げた新宿区議。空白を克服し議会も町も変え党支部も再建した愛知県東栄町議。

 全国各地に広がる、きら星のごとき活動に、代議員・評議員のみなさんも大いに励まされたのではないでしょうか。(拍手)

 そして、そうした地方議員の活動に、支部や地方党機関、ベテランの議員が親身な援助を行っていることも、とても重要なことでした。

 若い議員や党歴の短い議員にとって、その地域の「党の顔」として活動したり、他党からの攻撃を受けたり、議場で自治体当局を追及したりすることは、もちろんやりがいもありますが、同時にたいへんな重圧にさらされる役目でもあります。

 決議案では「苦労しながら議員活動をすすめていることをふまえ、温かいヒューマニズムとリスペクトの立場で、議員を支え成長への援助を続ける」ことを強調しました。

 若い世代もベテラン議員も、生き生きと活動できるように、中央も地方党機関も支部も努力を重ねようではありませんか。(拍手)

決議案の修正・補強について

 つぎに、全党討論、中央委員会報告、大会での討論をふまえて修正・補強した決議案を提案します。

 決議案の修正・補強提案は、お手元に文書で配布してあります。傍線の部分が修正・補強する箇所です。

 大会にむかう全党討論で寄せられた意見・提案の多くは決議案の内容を歓迎し、よりよいものに練り上げる立場のものでした。それらの一つひとつを吟味したうえで提案します。

 可能な限り、修正・補強提案に反映させる立場で作業を行いました。

 主な修正・補強箇所はつぎのとおりです。なお、字句上の若干の修正は、文書でご覧ください。

 ――第2章第1節の(6)。維新の会がたくらむ、「都構想」の名による大阪市の廃止、分割をねらう再住民投票について加筆しました。

 ――第2章第4節。全党討論の中で、労働組合運動の役割についての記述を求める意見が寄せられています。報告でも、「野党連合政権への道を開く、国民のたたかい」のところで、労働組合運動の重要な役割について述べましたが、第一決議案でも、その趣旨の記述を加えることにしました。

 ――第3章第3節の(3)。決議案発表後に明らかになった2019年のジェンダーギャップ指数が、さらに低下したので、「153カ国中121位」という新しい数字に換えます。

 ジェンダー平等については、綱領改定案、第一決議案、第二決議案で、それぞれ位置付けられたことは、全党から大きく歓迎されました。そのなかで、性と生殖に関する健康・権利(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)の保障などの課題も触れてほしいという意見がありました。そこで、第一決議案に、ジェンダー平等をめざす運動をともにすすめるという日本共産党の立場と運動の課題として、簡潔に述べることにしました。

 ――第4章第1節の(2)。安倍政権の農業つぶしの政治、日米FTAをはじめ農林水産物の輸入自由化など、この分野の運動は、食の安全という意味でも全国民的な課題ですし、保守的な立場の方たちとの幅広い共同もすすんでおり、重要な意義を持っています。

 そこで、消費税減税、改憲反対、原発ゼロや災害などのたたかいの課題に加えて、農林漁業の問題を書き加えることにしました。

 さらに、災害から国民の命とくらしを守ることが、国政の最重要課題の一つであることも明記しました。

 ――第4章第2節の(1)。地方政治でのたたかいに、「公的責任を放棄した行政サービスの民営化」を加えました。

 ――同じく第4章第2節の(2)では、地方議員数などを、最新の数字に置き換えました。

 以上が、主な修正・補強点です。

総選挙勝利へ、ただちに立ち上がろう

 全党のみなさん。

 総選挙勝利にむけて、なすべきことは明確です。

 中央段階では、野党連合政権の合意をつくるために全力をあげます。国民に希望あるメッセージとなる、野党の魅力ある共通政策をつくるために力をつくします。

 比例代表中国ブロック予定候補の大平喜信評議員は、「総選挙に勝利し安倍政権を倒すことは、被爆者の命がけの訴えにこたえる私たちの責務だと胸に刻み、中国ブロックでの議席奪還を必ず果たす」と述べ、四国ブロック予定候補の白川容子評議員は「綱領一部改定案を力に、必ず四国の議席をかちとる決意です」と力を込めました。

 「比例を軸に」をつらぬき、「850万票、15%以上」の実現を目指して、比例代表での躍進を、何が何でもかちとろうではありませんか。(拍手)

 小選挙区では、野党共闘の勝利とともに、わが党の候補を野党統一候補に押し上げ、小選挙区での党議席の大幅増を実現しようではありませんか。

 みなさん。

 ただちに、総選挙に向けて日本共産党の躍進への政治的勢いをつくりだす活動にとりくみましょう。党の政治的勢いをつくりだすことは、市民と野党の共闘を本格的な共闘にしていくうえでも、きわめて重要です。

 そして何よりも、共闘の勝利と、日本共産党の躍進という「二大目標」をやりとげる根本的な力は、党員と読者を増やし、党の自力を強く大きくすることです。政治任務と党の自力とのギャップを克服することは、待ったなしの課題となっています。

 そして、その一番の推進力となるのは、一部改定される綱領です。綱領で党を語り、綱領を力に、強大な党づくりを成功させ、来たるべき総選挙に勝利しようではありませんか。(拍手)

 高知県知事選挙という高知県での「政権交代選挙」を、市民とオール野党の代表として、大善戦、大健闘した松本顕治代議員は、自らの実感を込めてこう語りました。

 「『本気の共闘』というのは短い言葉ですけれども、市民や野党が、それぞれ壁や葛藤もありながらも、それでも、『安倍政権をかえたい』『県民の願いにこたえる県政をつくりたい』と一歩を踏み出す。そういう覚悟や決意が、この短い言葉の奥にある」

 私たちも覚悟と決意を持って、ただちに立ち上がろうではありませんか。(拍手)

 全党の同志のみなさん。

 来たるべき総選挙で、野党と市民の共闘を成功させるとともに、日本共産党の躍進を必ずかちとろうではありませんか。

 戦後最悪の安倍自公政権を倒し、党創立100周年に向けて、野党連合政権への道を切り開こうではありませんか。(拍手)

 以上をもって、中央委員会を代表しての第一決議案の討論の結語とします。


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