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2020年1月16日(木)

日本共産党第28回大会 来賓あいさつ

安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合・呼びかけ人 山口二郎さん

人民戦線進め政権交代へ

写真

(写真)山口二郎さん

 人類が100年200年かけて追求してきた基本的人権の尊重など近代政治の大原則が危機にひんしている状況において、人民戦線を構築することが必要だと痛感しています。

 民主主義をあきらめることは人類の歴史を私たちがここで止めることを意味し、次の世代に対し絶対に許されません。日本で人民戦線の先鞭(せんべん)をつけたのは、志位和夫委員長が提唱した国民連合政府の提言です。私ども学者や平和運動をしているさまざまな市民団体が提言を受け、各党をつなぎ合わせ、政策を共有するプラットホームをつくるべく市民連合を結成しました。

 この4年間の変化について、私は大きな驚きを感じます。今や国政選挙で共産党を含む立憲野党と市民が手を携える光景が当たり前になった。19年参院選では改憲勢力3分の2を打破できました。これはみんなの力です。各地の日本共産党員たちが粉骨砕身、頑張ってこられたことについて、心から感謝と敬意を表したいと思います。

 私たちは3分の2打破の抵抗の論理から一歩踏み出し、政権交代で国民本位の政治を実現する未来を見据えた希望をしっかりと共有し総選挙の態勢をつくらなければいけない。そのためにも共産党の力は不可欠です。


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