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2020年1月16日(木)

第28回党大会討論から

綱領改定案を力に

胸躍る未来見えてくる

 15日から始まった大会討論では、綱領一部改定案の世界と日本の情勢を踏まえた画期的意義と反響をはじめ、市民と野党の共闘の前進、日本共産党の躍進をめざすたたかい、党の世代継承など強く大きな党づくりをめざす経験が豊かに語られました。


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(写真)発言に拍手をする大会代議員=15日、静岡県熱海市

 討論では、今回の綱領一部改定案の意義が多角的に深められました。

実践

 2004年の第23回大会で現綱領の中央委員会報告をした不破哲三社会科学研究所所長は、植民地体制の崩壊による「世界の構造変化」が核兵器禁止条約の成立を生み出すなど、世界政治の主役の交代がはっきり表れていること、「社会主義をめざす」国との規定削除は「中国自身の多年の対外的活動からの当然の結論」であることを指摘しました。

 「発達した資本主義国での社会変革は、社会主義・共産主義への大道だ」との改定案での規定については、マルクス・エンゲルスの理論と実践から説き明かし、「私たちに新たな覚悟を求めると同時に、世界の最前線に立つ開拓者としての新たな喜びと決意を呼び起こしている」と力を込めました。

 党国際委員会の森原公敏副責任者は、志位和夫委員長が改定案報告で言及した米大手世論調査機関「ハリス」の調査に関し、米国の人々が支持する「社会主義」とは、「普遍的医療保険」「授業料無料の教育」「生活水準を維持できる賃金」などだと紹介。「『社会主義=ソ連=政治的な選択肢にならない』という歴史が続いてきた米国で、いま『社会主義』を支持しようという進歩的な人々と新たな対話が可能になってきている。それをつくりだしているのが綱領改定案だ」と述べました。

 渡辺和俊京都府委員長は、19日告示(2月2日投票)の京都市長選で共闘する市民が「豊かな個性」を発揮している姿を語り、綱領改定案に記された「資本主義の高度な発展がその胎内につくりだす未来社会に進む諸条件」の一つ、「人間の豊かな個性」の発展が、「人民のたたかいによって初めて現実のものになる」とされていることに「意を強くした」と述べました。

 若林義春東京都委員長は、豊かな個性とともに、「国民の生活と権利を守るルール」「自由と民主主義の諸制度と国民のたたかいの歴史的経験」も「人民のたたかいによって初めて現実のものになる」とされたことを「極めて重要な指摘だ」と強調しました。

決意

 改定案に明記された、たたかいへの決意も相次ぎました。

 ジェンダー平等政策の策定に携わる坂井希政策委員会事務局次長は、フラワーデモや「♯KuToo」などの新しい運動を挙げ、「日本もジェンダー平等をめぐる大きな歴史的転換点にさしかかっている」として、「その時に、共産党がジェンダー平等を綱領的課題として位置付け、取り組んでいこうとしていることに大きな意義を感じる」と指摘。党自身の自己変革の重要性を語り、「歴史の開拓者として世界の最前線でがんばろうという日本共産党には、必ずその変革ができる」と訴えました。

 川田忠明平和運動局長は、核兵器禁止条約の国連採択をめぐり、志位委員長の報告でローマ教皇の発言と「世界の構造変化」が取り上げられたことについて、「世界で13億人の信者を抱えるカトリックの総本山と日本共産党が手を携える姿が浮かびつつある」と強調。「いま改定案の目で世界を見れば、胸湧きおどるような未来が見えてくる。改定案は、国際情勢を分析した理論的到達であるとともに、実践的活動によって生み出された成果だ。草の根の一人ひとりの党員、党組織のたゆみない活動の結晶であり、署名などの活動の一つひとつが世界とつながっている」と述べました。

 大平喜信衆院比例中国ブロック予定候補は、核兵器のない世界を求めて運動してきた小林愛子さん(元プロ野球選手・張本勲さんの姉)と対談した際、改定案の内容を語ると、「すごい話を聞いたわ。私一人の署名のとりくみや証言活動が世界とつながっているのね」という感激の言葉を受けたことを紹介し、「改定案がさっそく大きな力を発揮している」と語りました。

反響

 改定案は党内外に反響を巻き起こしています。

 「山々に囲まれた信州でも改定案が響き合い、大きな力を発揮している」と話したのは、鮎沢聡長野県委員長。白馬村の高校生3人が雪不足に危機感を燃やして「雪のめぐみを守れ」と立ち上がり、「気候非常事態宣言を」と署名を集めて村に働きかけ、村議会と長野県議会が同宣言を発表するに至ったことを紹介し、「気候変動を人類的な課題とした改定案と響き合うような立ち上がりだ。改定案は、党員はもちろん、今の日本や世界情勢、人類の未来を憂えて模索している人たち、世界の進歩と平和を願う人たちの思いや願いに応える中身になっている」と語りました。

共闘前進・党躍進へ

多様性強み 絆深まる

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(写真)発言を聞く大会代議員=15日、静岡県熱海市

 首相主催の「桜を見る会」問題追及に火をつけた田村智子参院議員は、野党の桜を見る会追及本部が「安倍政権打倒推進本部」になっていると報告。野党が“ワンチーム”で行動する共闘の質的変化が生まれたのは、「共闘の力で安倍政権を退陣させる覚悟、他の野党の共産党に対するリスペクトが共闘の中で培われたからこそ」と述べ、「共闘の多様性は追及本部でも強みとして生かされている」と語りました。市民が切実な願いを届け、野党は一致団結して共闘の力で政治を動かす「努力の積み重ねが野党連合政権の実現につながるのではないでしょうか」と呼びかけ、参加者が大きな拍手で応えました。

 伊藤岳参院議員は、埼玉選挙区で21年ぶりに議席を奪還し、埼玉県知事選での共闘勝利を切り開き、「埼玉の野党共闘のなかでの共産党の位置を確固たるものにした」と発言。自治体首長との懇談では共産党をリスペクトし腹を割って話してくれるようになった変化を語り「埼玉から総選挙で勝利の“のろし”をあげる決意」と訴えました。

 衆院比例東北ブロックのふなやま由美予定候補は、宮城での共闘について、「選挙をたたかうたび、より絆が深まり力強いものになってきた」と発言しました。同時に党自身の躍進を勝ち取ることができない悔しさも痛感し“総選挙で東北比例2議席を今度こそ”と綱領を語る「ゆみカフェ」を開き、36人の仲間を迎えてきたと報告。「国民のみなさんの懐に飛び込んで、綱領を語り日本共産党の魅力を丸ごと伝え、党を強く大きくしたいと決意しています」と話しました。

 沖縄県議予定候補の島袋恵祐さんは、同じ自衛官だった双子の兄を訓練中の暴行で亡くし裁判をたたかうなかで入党した思いを発言。「兄の尊厳を踏みにじったことを日本共産党は許さなかった。入党して一番学んだのはあきらめない生き方でした」と述べ、「日本政府が踏みにじり続ける県民の人権と尊厳を取り戻すまで私は決してあきらめません」「党予定候補7人全員当選を勝ち取るため全力でがんばります」と力を込めました。

若い世代

世代的継承 必ずできる

 「私には夢があります。在学中に野党連合政権を実現させ、大学の学費を半額にすることです」。そう発言したのは東京A大学支部長。以前は党員拡大について「党の消滅を回避するため」と消極的に考えていましたが、学習の中で「党員拡大は野党連合政権実現への最大の力」と認識が発展。「共産党に入って一緒に野党連合政権をつくろう」と積極的に入党を呼びかけるなか、綱領が示す希望が学生と響きあい、3年前2人だった党員を3倍化。支部として選挙活動や要求実現運動に踏み出せるようになったといきいき語りました。

 千葉市議の椛澤洋平さんは、20~50代の党員が集う世代的継承委員会を立ち上げ、カフェを借り切った市政報告会やバーベキューなどでつながりや信頼を深め、50代までの現役世代7人を迎えてきたと発言。ある支部では50代以下の党員が35%になり、日刊紙配達を担うなど「確実に世代的継承で前進しています。大事なことは、日々の生活の悩みを共有しみんなで議論しながら自発的行動として取り組むこと。世代的継承は必ずできます」と力を込めました。

強く大きな党づくり

党員の初心生かし、活力

 大阪・木津川南地区委員長の能勢みどりさんは、離党者を生まない党づくりに真正面から向き合い格闘してきた努力を報告。支部を飛び越えて拡大しそうになることを厳しく戒め、「支部が主役」「支部が主体」となって党員を増やすことにこだわり、前大会以降54%の支部で新たな入党者を迎えてきたと発言しました。「『ともに学び、ともに成長する姿勢で働きかける』ことに努力してこそ、迎えた新入党員の初心を生かす活動が保障でき、支部に活力が生まれる」と述べ、総選挙勝利へ向け「多数派をつくるたたかいでこそ、一方通行ではなく、有権者とともに学び、語り合い、ともに認識を発展させていく姿勢で、対話や集いの努力を重ねることが勝利への道」と訴えました。

 福岡・直鞍地区委員長の水江秀樹さんは、「もう入党対象者はいない」という壁を打ち破り27回党大会比124%、10年で1・76倍の党勢をつくって大会に参加。壁を突破した一つのカギは「新入党員の新しいつながり」と述べた水江さん。綱領一部改定案を学んだ新入党員が、中国を「社会主義をめざす新しい探究が開始された国とは言えない」と言い切った日本共産党への誇りを深め、知り合いに読者を増やし党にも迎えた経験を紹介。「綱領一部改定案を力にして新入党員を増やし、しっかり援助していけば、新しいつながりは無限にあります」と話しました。

 北海道の豊平清田南地区委員長の橋田智寛さんは、27回大会直後から85・4%の支部で86人の党員を拡大した経験を報告。大阪堺地区の経験に学び、5年以上の「赤旗」読者全員に入党を訴える「読者リスペクト入党作戦」を実施し、その中で自分が党員だと思っている「思い込み党員」が多数いると「発見」。橋田氏は、広い視野で率直に訴えることが重要だと述べました。

 三重の谷中三好南部地区委員長は、世代的継承をめざして35~49歳の「真ん中世代」党員の集まりを1~2カ月に1度開催していると発言。仕事、子育ての悩みを出し合う中で、自らの結びつきで拡大していると語りました。


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