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2020年1月8日(水)

業者と接触 定め無し

カジノ管理委 政府担当者認める

野党追及本部がヒアリング

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(写真)カジノ問題追及本部のヒアリングで発言する新里宏二弁護士(左端)=7日、国会内

 野党の「カジノ問題追及本部」は7日、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件についての合同ヒアリングを行い、カジノ問題に詳しい新里宏二弁護士から話を聴きました。新里氏はIR整備について「カジノ業者や建設会社、ゲーム事業関連会社には大きなお金が落ちても、住民や地域の活性化にはつながらない」と指摘。「人の不幸を前提にするカジノビジネスは日本に必要ない」と述べました。

 また、野党は政府の担当者に対して、収賄容疑でカジノ担当の内閣府副大臣だった秋元司容疑者(自民党を離党)が逮捕されたことを受け、IR整備のスケジュールを見直すよう要求。7日に発足した「カジノ管理委員会」について「メンバーがカジノ関連業者との接触を禁じるルールはあるのか」などとただしました。

 担当者は「さまざまな業者との接触を制限するような内部ルールについては明確に定めてはいない」と述べ、カジノ管理委員会任せであることが明らかになりました。IR整備のスケジュールの見直しについては「具体的な検討はしていない」と答えました。


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