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2019年12月22日(日)

公立・公的病院再編統合

医師不足が深刻

宮城 高橋議員が聞き取り

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(写真)登米市民病院で現状を聞く(左から)工藤市議、ふなやま予定候補、高橋議員、佐藤市議=20日、宮城県登米市

 厚生労働省が公立・公的病院の再編統合の議論が必要だとして424病院を公表した問題で、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員とふなやま由美衆院比例東北ブロック予定候補は20日、宮城県登米(とめ)市民病院と県庁を訪れ、それぞれの担当職員から聞き取りをしました。

 登米市民病院では、佐藤恵喜、工藤淳子両登米市議が同席し、千葉雅弘登米市病院事業管理者らと懇談しました。千葉氏らは、3病院1診療所体制に改革を進め、登米圏域は全県一の医師不足地域であるとして、医師確保に向けて、基幹型臨床研修病院の指定や新専門医制度への対応で、若い医師の受け入れ可能な病院をめざしていることなどを話しました。

 県では、福島かずえ、大内真理両県議が同席し、医療政策課の佐々木真課長らから話を聞きました。佐々木氏は、看護師確保に償還免除の基準を緩和する対策やドクターバンクの取り組みなどについて話し、「具体的に何をいつまでに検討するのか厚労省は早く示してほしい」と訴えました。

 実情を聞いた高橋議員は「医師不足が地域医療にもたらしている深刻な状況を改めて実感した。単なる統合や機能分化だけでは解決できませんが、地域でがんばっている取り組みを激励し、支える前向きな提案をしていきたい」と語りました。


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