2019年12月18日(水)
米軍、住宅地近く やりたい放題
沖縄県議会 共産党追及
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沖縄県議会の米軍基地関係特別委員会で17日、今月上旬に同県金武(きん)町伊芸(いげい)で住宅地近くの民間地などに、米軍が訓練中に迫撃砲照明弾3個を落下させた事故等についての質疑が行われました。日本共産党のとぐち修県議は、住宅地近くの訓練について「沖縄のように(米軍の)やりたい放題のところはない」と批判しました。
とぐち氏は、他県での米軍訓練の実態について県側の認識を問い、詳しい調査を求めました。県の担当者は「沖縄ほど住宅地と演習地が隣接しているところは非常に少ない」「県外の演習実態について情報収集していく」と答弁しました。
委員会では、同照明弾落下事故に抗議する意見書と決議を、全会一致で可決しました。20日の本会議で可決の見込みです。
委員会では同党のセナガ美佐雄県議も、15日午前4時ごろに同県北谷(ちゃたん)町で起きた、酒に酔った米兵が民家の敷地内に侵入し、ドアガラスを割って現行犯逮捕された事件などについて報告を求めました。
セナガ氏は、米兵の事件・事故が多発している現状を踏まえ、県民の命と安全を守るために「厳しく対応すべき」と強調。事件・事故の発生ごとに米側に申し入れることを、県警に求めました。