しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年12月17日(火)

この1年 最も勇気与えたネット署名は

教員「変形労働制撤回」が受賞

スタッフ選出で「#KuToo」

 オンライン署名サイト「Change.org」(チェンジ・ドット・オーグ)は13日、「声をあげれば社会は変えられる」と勇気を与えた署名を表彰する「Changemaker Award (チェンジメーカー・アワード)」を発表しました。

 対象になったのは2018年12月から19年11月までに立ち上がった署名です。同サイトを利用しているユーザー4500人超からの投票があり、長時間労働を助長する「変形労働時間制」の撤回を求める署名が選ばれました。

 授賞理由について、「現役の高校教師がリスクを承知で顔・実名を出して国会でスピーチをするに至ったこのキャンペーン。教員の働き方の実態を変えるための一石を投じました」と紹介しています。

 署名発信者の2人、斉藤ひでみさんと工藤祥子さんはコメントで、「教員の労働問題が解決するまでは、まだまだ遠い道のりです。今後もみな様と、少しずつでも前に進んでいけたらと思っています」とのべています。

 部門ごとの賞も発表。「コミュニティ賞」は、性犯罪にかかわる刑法改正を求める署名。「カルチャー賞」は、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」をめぐる「表現の不自由展・その後」の作品撤去の中止や、文化庁による補助金不交付決定の撤回を求める署名。「プラネット賞」は、島民の合意なく進められようとしている、沖縄県・竹富島へのリゾートホテル建設反対の署名です。

 同時に、同サイトのスタッフが選ぶ「Change.org Award」(チェンジ・ドット・オーグ アワード)も発表。SNS時代を象徴するようなムーブメントに発展したとして、「#KuToo」が大きな話題になった石川優実さんが発信した署名「職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい!」が受賞しました。


pageup