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2019年12月17日(火)

公立病院再編・統合に反対

岩手 3団体が知事に要請

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(写真)達増知事(左端)に要請する3団体の人たち=16日、岩手県庁

 地域医療を守る岩手県連絡会など3団体は16日、達増拓也知事に対し、厚労省による公立・公的病院の「再編・統合」に反対し、地域医療の拡充を求める要請を行いました。

 厚労省が「再編・統合」にリストアップした全国424の病院の中には、県内10の国立、県立、市町立病院も含まれています。

 連絡会の金野耕治代表は、この10病院は住民が安心して地域で住み続けるために必要な医療機関であり、病床だと強調。▽知事として県内10病院を含む厚労省の「再編・統合」リストの白紙撤回を迫る▽地域医療の充実・強化のために、医師や看護師の確保に努める▽医療提供体制の整備に向けて、国に財政支援を求める―ことを要望しました。

 岩手医労連の中野るみ子委員長は「10病院の院長との懇談を進めているが、『あまりに乱暴だ』とみんな怒っている。県南の公立病院では職員に通知を出したが、それでも不安の声が絶えない」と紹介しました。

 達増知事は、国が全国一律の基準による分析で「再編・統合」の病院名を公表したのは「住民の不安を招き、地域の実情を無視するものだ」と批判。地域の医療ニーズを踏まえて、国への要請を続けていくと答えました。


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