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2019年12月17日(火)

不信の「マグマたまっている」

支持率下落に自民議員

 世論調査での安倍内閣の支持率急落に、政権・与党内に動揺が走っています。

 「個別のコメントは差し控える。国民のみなさんの声に耳を傾けながら、一つひとつ丁寧に対応していきたい」。菅義偉官房長官は16日の会見で、「桜を見る会」疑惑で「政府の説明に納得できない」が8割近くにのぼった感想を聞かれ、平静さを装いました。

 しかし自民党関係者は、「支持率急落は調査結果が示す通り説明しないからだ」と指摘。「安倍首相は『説明責任を果たす』と口では連発するが、逃げ回ってばかりだ」と述べます。

 自民党議員の一人は、「国会閉会(9日)の前後、党内では『野党は、桜を見る会ばかりでしょうがない』という声が大半だったが、これは衝撃だ」「桜を見る会の問題は、長期政権の権力の腐敗の問題として受け止められており、マグマはたまっている」と厳しい表情を見せます。

 「首相官邸は、不支持が支持を逆転したことを相当気にしている。不支持拡大の理由は、『桜』の問題であると認識している」と語るのはメディア関係者の一人。共同通信、時事通信のいずれの世論調査でも、自民党、公明党支持層の安倍晋三首相への不信が強いのも特徴です。桜を見る会のVTRがテレビで流れるたびに、安倍首相の隣で乾杯している山口那津男代表が映し出されることに、公明党関係者は神経をとがらせています。


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