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2019年12月14日(土)

「県民はあきらめない」

辺野古土砂1年 デニー知事が会見

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(写真)定例記者会見を行うデニー知事=13日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は13日、県庁での定例記者会見で、同県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立て土砂投入の開始から14日で1年になることを問われ、「(建設反対の)県民があきらめ感を持つことは絶対にない」と述べ、今後も安倍政権に対話による問題解決という「民主主義の姿勢を強く求める」と表明しました。

 デニー知事は、今年2月の県民投票や国政選挙などで、県民が圧倒的な反対の民意を示し続けてきたことを改めて紹介。安倍政権による民意無視の違法な土砂投入は「民主主義を踏みにじり、地方自治を破壊する行為だ」と断じました。

 デニー知事は、13日で普天間第二小学校(同県宜野湾市)に米軍機の窓が落下した事故から2年、同県名護市沿岸に米軍機オスプレイが墜落した事故から3年になることも問われ、「あってはならない重大な出来事」だったとし、現在も米軍機の落下物事故などが続いていることを厳しく批判しました。

 デニー知事は、日米地位協定改定や厳格な運用体制を日米両政府に求めていく姿勢を改めて示しました。

 「今年1年を振り返ると、どんな漢字を選ぶか」との質問にデニー知事は挑戦の「挑」を挙げました。新基地建設阻止に向けて全国各地でのトークキャラバンや訪米に取り組んだことなどを理由として説明。他の公約実現や、火災にあった首里城を必ず復元する決意も示し「これからも挑み続ける姿勢に変わりはない」と語りました。


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