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2019年12月10日(火)

野党共闘 画期的な前進

党の論戦と活動 成果を確信に

臨時国会閉会で党議員団総会 志位氏あいさつ

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(写真)日本共産党国会議員団総会であいさつする志位和夫委員長=9日、国会内

 臨時国会の閉会にあたり、日本共産党は9日、国会議員団総会を開き、志位和夫委員長があいさつしました。「桜を見る会」疑惑の追及をはじめ、今国会で画期的な前進を遂げた野党共闘、日本共産党ならではの論戦と活動を振り返り、臨時国会での成果を確信に「党勢拡大大運動」、来年1月の第28回党大会の成功を勝ち取ろうと呼びかけました。(志位委員長あいさつ)

 志位氏は、経済産業相と法相を事実上の引責辞任に追い込み、大学入試への英語民間試験導入の延期、国語と数学の記述式導入も延期検討に追い込んだことに加え、憲法審査会への自民党改憲案の提示も4国会連続で見送りに追い込んだことなどは「共闘の力で勝ち取った重要な成果だ」と強調しました。

 さらに、「桜を見る会」疑惑では、党国会議員団と「しんぶん赤旗」が一体となって一大政治問題に押し上げたと振り返るとともに、野党が一体で取り組んだことが「首相を追い詰めていくうえで決定的な力となった」と強調。将棋でいえば二重三重に「詰み」の状態に追い込んできたと述べるとともに、疑惑のこれまでにない深刻な特徴を指摘。「今度ばかりは逃げ切れない。『逃げ切り』を許さず、真相の徹底究明を行い、安倍内閣を総辞職に追い込むまでがんばり抜こう」と訴えました。

 さらに、志位氏は、日本共産党県委員の松本顕治氏を野党統一候補として擁立した高知県知事選にふれ、各党党首をはじめ55人の国会議員が応援に駆け付け、「今後につながる大きな財産をつくった」と強調。「総選挙に向けて、野党連合政権構想の話し合いと、選挙協力の話し合いを同時並行で前進させ、安倍・自公政権に代わる新しい希望ある政治の姿を国民に示すよう、知恵と力をつくす」と述べました。

 そのうえで、志位氏は「共産党ならではの論戦と活動」に取り組んできたとして、(1)消費税廃止を目指しつつ5%への緊急の減税、(2)日本外交を覇権主義従属外交から自主独立外交へと転換―という2点を強調。

 このなかで、日米貿易協定の強行、中東沖への自衛隊派兵など歯止めのない対米従属外交、「2島決着」論を持ち出しそれをも拒否され無残な失敗に陥っている対ロシア外交、尖閣諸島周辺への領海侵犯、香港での人権侵害に抗議一つしない対中国外交などをあげ、「トランプ大統領、プーチン大統領、習近平主席―三つの覇権主義への『ペコペコ外交』でいいのか」と訴え、党綱領一部改定案の立場で、「日本外交を、覇権主義従属外交から自主独立外交に転換させるためにがんばりぬこう」とよびかけました。


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