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2019年12月5日(木)

COP25inマドリード

化石賞 日本、初日から

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(写真)「本日の化石賞」を受賞した日本の代表(右)=3日、マドリード(小梶花恵撮影)

 【マドリード=小梶花恵】国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)開催中の3日、今会議初めての「本日の化石賞」が発表されました。化石賞は、環境NGOの国際ネットワークのCANインターナショナルが気候変動に最悪の貢献をした国に与えます。

 受賞したのはオーストラリア、ブラジル、日本の3カ国。司会者が受賞国を発表すると、集まった人たちから一斉に非難の声が上がりました。

 日本の受賞理由は、国連環境計画(UNEP)が報告書で日本に二酸化炭素排出量が多い石炭火力発電所の新規建設をやめ、既存の発電所を廃止するよう促しているのに対し、梶山弘志経済産業相が3日、「石炭火発を選択肢として残す」と述べたことに対するものです。

 CANジャパンに加わるNGO気候ネットワークの平田仁子さんは「グテレス国連事務総長が対策の緊急性を訴えた翌日の(経産相の)発言は、COPの交渉の中身を理解していないことを示した」と指摘しました。

 オーストラリアが受賞した理由は国内の森林火災が国民を苦しめているときに首相がクリケットをしてSNSで発信したこと。ブラジルはアマゾンの森林破壊に対して。


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