2019年12月4日(水)
委員長が一般質疑開催提案
自民党は回答を保留
参院予算委理事懇
参院予算委員会の理事懇談会が3日開かれ、野党側は引き続き安倍晋三首相出席の予算委集中審議を求めました。しかし、与党側がかたくなに拒否する姿勢をとったため、金子原二郎予算委員長が、首相出席なしでの一問一答の一般質疑を行うことを提案しました。
野党は11月22日、「参議院規則」に基づき、安倍首相出席のもとでの予算委員会の集中審議の開催を金子委員長に要求しています。同規則第38条2項は「委員の三分の一以上から要求があったときは、委員長は、委員会を開かなければならない」と義務付けています。
金子委員長による予算委一般質疑の提案をうけ、野党側は安倍首相の出席がかなわないのは不服だとしながら、「提案は開会要求を踏まえたものであり、一般質疑であったとしても開催すべきだ。ただし、菅義偉官房長官の出席は必須だ」(日本共産党の山添拓理事)、「疑惑解明に一歩進めるのであれば、菅氏や要求大臣をすべて呼べるので、開催の努力をしていただきたい」(立憲民主党の蓮舫理事)と語りました。
自民党側は、委員長提案への回答を保留。4日の同理事懇で改めて一般質疑開催について協議します。