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2019年12月4日(水)

きょうの潮流

 キャッサバという芋のでんぷんからできているタピオカ。それが入ったドリンクを飲む「タピる」が、今年の流行語大賞トップテンに選ばれました▼タピオカの消費量が過去最高だった昨年の4倍にもなる空前のブーム。設備が少なく原価も安いため開業しやすく、通勤先の代々木駅周辺もドリンク店が続々と。そのうちの一軒は以前お米屋さんでした。本場の台湾ではタピオカの輸出が急増。日本の主食が変わったのかと驚くほどです▼一方でお米離れは進み、国民1人あたりの年間消費量は50年ほど前の半分に減少。そのうえ政府のトランプ大統領いいなりの日米貿易協定で、農産物はますます窮地に追い込まれようとしています▼消費税の10%引き上げやキャッシュレス化に伴う「軽減税率」や「○○ペイ」もトップテン入り。複雑でわかりにくく、事業者にとっては迷惑千万。消費者にも同様で不公平感だけが募ります。増税の悪影響は早くも至る所に表れ、やみくもな強行はくらしをいっそう圧迫しています▼今年の大賞は「ONE TEAM(ワンチーム)」でした。ラグビーW杯で躍進した日本代表のスローガン。主力の堀江翔太選手は「どういうふうにワンチームにするかが大事で、中身をしっかり考えて使ってほしい」▼いま税金を使った「桜を見る会」を安倍首相が私物化していたことが大問題に。政治を偽り、ごまかしでぬりつぶし、世を暗くするばかりの政権を倒したい。思いはさらに強く広く心一つに「ワンチーム」で。


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