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2019年11月17日(日)

米軍訓練中止求めよ

井上氏 合意違反の低空飛行

写真

(写真)井上哲士議員

 日本共産党の井上哲士議員は7日の参院外交防衛委員会で、5月に米軍横田基地(東京都)所属のC130輸送機2機が長野県佐久市上空を日米合意に反する高度で低空飛行した問題を取り上げ、危険な訓練の中止を求めました。

 井上氏は、日本共産党佐久市議団が低空飛行解析センターに依頼して、画像から飛行高度を解析した結果、輸送機が日米合意で定められた最低安全高度を下回る二百数十メートルの高度で飛行していたことが判明したと指摘。河野太郎防衛相は米軍から「日米両政府間で合意した協定に従って飛行していた旨の回答があった」と述べました。

 井上氏は、長野県の知事、市長会会長、町村会会長の3者が米軍の訓練による住民の不安や恐怖をあげて地位協定の見直しなどを政府に要請していると指摘し、「安全確保も合意順守もされていないから住民から恐怖の声が上がっている。米軍の言い分をくり返すだけでは住民の安全は守れない」と強く抗議。政府として解析センターの分析結果も参考に情報収集して低空飛行の分析を行い、米軍に危険な訓練中止を求めるなど必要な措置を取るよう求めました。


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