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2019年11月16日(土)

首里城再建 県民参加で

沖縄 デニー知事が会見

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(写真)定例記者会見を行うデニー知事=15日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は15日の県庁での定例記者会見で、火災で主要建造物が全焼した首里城(那覇市)の再建について、「ワッター(私たちの)首里城として多くの皆さんの思い・魂を込めていけるために、県がどのように取り組んでいくかが一番大事だ」と述べ、広範な県民参加型で進めていく考えを強調しました。

 10月31日の火災以前の首里城についてデニー知事は、「戦後復興のシンボルでもあり、ウチナーンチュ(沖縄の人々)の歴史・文化を形にした存在で、大きな心の、アイデンティティーのよりどころになっていた」と改めて説明しました。

 その上でデニー知事は「首里城(の主要建造物)は火災で失ったけれども、ワッターチムグクル(私たちの真心)やウチナーンチュのアイデンティティーは、失っていない」と訴え「さまざまな関係団体との協議を経て目に見える形で整え、(県民の)皆さんが参画できる環境をつくりたい」と語りました。

 デニー知事は「多くの県民の皆さんの自分たちの手で復元したいという思いもしっかりと受け止め、どのような形で取り組んでいくのか、(首里城所有者の)国と議論して決めていきたい」と述べました。


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