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2019年11月7日(木)

首里城の再建早く

那覇市議会 国に求める意見書

 那覇市の首里城が大火災で大きな被害を受けたことについて同市議会は6日、臨時議会を開き、「琉球王国の歴史と文化を象徴する首里城の早期再建などを求める意見書」を全会一致で可決しました。宛て先は安倍晋三首相と関係大臣、衆参両院議長です。

 意見書は、▽首里城の火災の影響を最小限に抑える対策を早急に進める▽2022年までに防火・防災に強い再建基本方針・計画等を国と県、市、関係機関が連携して策定する▽特別な財政措置を実施する▽多くの人々の力と英知を結集して心一つに取り組む―ことなどを求めています。

 粟国(あぐに)彰議会運営委員会委員長は趣旨説明で、首里城の主要建造物や貴重な文化財が焼失したことは、「県民に深い悲しみと強い衝撃を与えた」と述べました。再建には職人の減少、資材確保など多くの課題があることや「徹底した原因究明と再発防止策の確保が重要」であることを指摘しました。

 議会運営委員会は5日、議会代表団を関係機関に派遣し、意見書を直接手渡して要請することを確認しました。日程は調整中です。

 同日、沖縄県大宜味(おおぎみ)村議会が、同様の内容の意見書を全会一致で可決しました。


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