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2019年11月4日(月)

首里城再建願う

若者らチャリティーコンサート

那覇 募金呼びかけ

写真

(写真)首里城の復興募金のためのチャリティーコンサート=3日、那覇市

 10月31日未明の火災で、正殿が全焼するなど7棟が大被害を受けた那覇市の首里城の再建のため、インターネットのSNS等でつながった若者中心の有志が3日、沖縄県庁向かいの「パレットくもじ」前で、チャリティーコンサートを行いました。音楽や古典芸能を披露し、募金を呼びかけました。

 賛同した個人が集まり、手づくりとなったコンサート。有志の一人、平岡あみさん(25)は「県内でこういうイベントが増えてくると思うので、次へとバトンをつないでいきたい」と語りました。

 琉球古典音楽の代表曲の一つ「かぎやで風節」に合わせて琉球舞踊を披露した、大学院生の高井賢太郎さん(24)は「見ているお客さまも、演じている先輩・後輩たちも本当に首里城が大事だったのだなと感じています」と述べました。

 若者らは募金箱を抱えて、通行人などに協力を訴えました。集まったお金は、市が開設した支援金を受け付ける銀行口座に全額振り込まれます。

 「(首里城火災の)モヤモヤを発散する」と演奏に合わせ踊った85歳で戦前の首里城も知る大城清一さんは、「火災を知って涙が出た。沖縄のよりどころだった。再建大賛成」と力を込めました。


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