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2019年11月4日(月)

止めよう改憲発議

憲法集会 各地で人の波

国会前1万人

 憲法公布73年の3日、安倍政権がねらう改憲に反対する行動が各地で取り組まれました。国会正門前で「総がかり行動実行委員会」など3団体が呼びかけた憲法集会には1万人(主催者発表)が参加。市民や野党の代表が「改憲発議阻止」と声をあげました。


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(写真)「安倍政権を倒そう」と声を上げる集会参加者=3日、国会正門前

 国会周辺は「止めよう!改憲発議」などと書かれたプラカードを手にした人の波ができました。埼玉県三郷市の女性(63)は、孫が生まれ、より平和への思いが強くなったと話します。「日本を戦争する国にさせたくありません。改憲を許さないために行動していきたい」

 主催者あいさつした総がかり行動実行委共同代表の小田川義和さんは、世論をさらに大きくして国会を包囲し安倍改憲を阻止しようと訴え。英語民間試験を延期させたことにふれ、「声をあげれば政治を動かすことができる」と強調しました。大臣2人の辞任は腐敗の現れだとのべ、「見過ごせば民主主義の劣化、権力者のさらなる暴走につながる。声をあげ続けていこう」と呼びかけました。

 野党から日本共産党の穀田恵二衆院議員、立憲民主党の逢坂誠二衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員がスピーチ。「市民と野党の共闘で憲法が生きる政治をつくろう」(穀田氏)と訴えました。

 韓国からも代表団が参加。安倍糾弾市民行動共同代表のパク・ソグンさんは、ヘイトスピーチなどで嫌韓をあおり改憲へ突き進む安倍政権について、「東北アジアの平和の動きにも逆行する。日韓市民が連帯して憲法を守ろう」と述べました。

 性暴力を許さないフラワーデモを呼びかけた作家の北原みのりさんは「今の政治は声を聞かない政治です。痛みに寄りそう、強く優しい民主主義をめざしたい」と語りました。


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