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2019年10月29日(火)

将棋新人王に高野四段 第50期

棋戦初優勝

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(写真)第50期新人王になった高野智史四段=28日、東京・将棋会館

 将棋の第50期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第3局が28日、東京都渋谷区の将棋会館でおこなわれ、午後5時35分、98手で後手の高野智史四段(26)が増田康宏六段(21)を下し、2勝1敗で増田六段の3度目の優勝を阻止し、初優勝を成し遂げました。棋戦初優勝です。(関連記事・棋譜)

 高野四段は今期、渡部愛女流王位(当時)、澤田真吾六段、石井健太郎五段、八代弥七段を連破して決勝に進出しました。今年度はこの対局まで21勝8敗・勝率7割2分4厘と好成績を残しています。

 師匠の木村一基九段が9月26日に46歳の史上最年長で初タイトルとなる王位を獲得したのが話題になったばかり。師匠ゆずりの受け将棋で、決勝三番勝負でも粘り強い指し回しがひかり、新人王戦50年の節目の年に新人王に輝きました。

 高野四段は「師匠も新人王をとった。王位もとられ、自分もがんばらなければと思っていたなか、結果が出せてうれしい」と笑顔で答えました。

 1993年10月27日生まれ。埼玉県富士見市出身。木村一基九段門下。中央大学法学部卒。2015年10月四段昇段・プロデビュー。


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