しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年10月27日(日)

1.5メートル浸水 脱出困難に

田畑・車両も水没

千葉県各地 共産党市議かけつける

写真

(写真)台風21号に伴う大雨で浸水した住宅=25日、千葉県八街市(丸山わき子市議撮影)

 記録的な大雨で千葉県佐倉市では市内を流れる鹿島川など2カ所程度で氾濫し、田畑が広範囲に浸水しました。農地を走る道路が冠水し、走っていたトラックなど複数の車両が水没。市危機管理課によると床上・床下浸水は推定約200棟で、「床下が多いのでは」といいます。

 日本共産党の木崎俊行市議は、佐倉市内で浸水した大工の男性を訪問。男性の車2台はフロントガラスまで水没したといいます。

 河川が氾濫していない地域でも、浸水被害が出ました。千葉県八街(やちまた)市では、西林地区などで浸水。市防災課によると床上・床上浸水は26日午前の時点で約50棟。「市内に氾濫するような危険な川はない。想定外の雨が降り、うまく流れなかったのでは」といいます。

 日本共産党の丸山わき子市議は25日午後2時半すぎに、西林地区の住民から「大変、床上まで水につかった」と携帯電話に連絡がありました。駆けつけると1・5メートルほど浸水しており、自宅に閉じ込められた住民がいたといいます。丸山市議は市に近くのコミュニティーセンターを避難所として開放するよう要請。26日早朝に脱出できた住民らが、同センターで休み、食事をとりました。

 市内では浸水した平屋の市営住宅も。台風15号で屋根が壊れた住宅では、今回の雨で床上浸水し畳がぬれました。丸山市議は市当局に、部屋を変えるなどの要請を行いました。

 千葉県鴨川市では、浄水場で源水を引く導水路から流木や土砂が流れ出て、ポンプ室が埋まりました。このため4699戸に断水などの影響が出ました。市消防防災課は「復旧の見込みは分からない」としています。


pageup