しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年10月24日(木)

病院統廃合再検討を

伊藤参院議員ら厚労省に迫る

埼玉

 厚生労働省が再編、統合の議論が必要と判断した公立・公的病院名を公表した問題で23日、日本共産党の伊藤岳参院議員は埼玉県の状況について、厚労省の担当者から聞き取りを行いました。梅村さえこ衆院北関東比例予定候補、県議団、県内の地方議員も出席しました。

 埼玉県では七つの医療機関が再編、統合の対象とされています。厚労省の担当者は「どういう地域医療体制の姿が望ましいか、地域の中で考えていただくための材料として(病院名)リストを提示した。医療機関のあり方を押し付けるものではない」と説明しました。

 参加者は「名前を公表された、さいたま北部医療センターは今年建て替えたばかり。議論の材料として提供しただけというなら、なぜ病院名まで公表するのか」(神田義行さいたま市議)、「埼玉県は人口比で医師数が全国で最下位であり、医師不足解消へ努力しているところで病院名が公表された。もっと県や地域の実態を調査し、要望を聞いてほしい」(柳下礼子県議団長)と訴えました。

 厚労省側は「地域に丁寧に説明したい」と繰り返しました。

 伊藤氏は「統廃合はあまりにも地域の実情とかけ離れている。今後の協議のなかで、きょうの意見も踏まえた検討を」と迫りました。


pageup