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2019年10月17日(木)

台風19号被害

浸水で着るものない

茨城県

 台風19号で甚大な被害が出ている茨城県で16日、日本共産党の塩川鉄也衆院議員、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補、江尻加那県議らが被害状況の調査を行いました。

 久慈川と那珂川が氾濫した常陸大宮市は、15日現在で562軒の家屋が床上・床下浸水。今もなお約50人が避難生活を強いられ、水の供給が不安定な状況が続いているほか、水戸市と福島県郡山市を結ぶJR水郡線が茨城県大子町で橋りょうが流失した影響で一部区間が不通になるなど市民生活に大きな影響が出ています。被害状況の説明に応じた市の担当者は「(水郡線は)県北地域の背骨。大変な状況だが、早期復旧を強くお願いしたい」と要望を寄せました。

 水戸市では藤井川や那珂川などの越水で藤井町や岩根町、国田地区などが浸水しました。市内では16日午後1時現在で120人が避難しています。市内の中学校に避難する女性(70)は「家は床下から180センチの浸水で下着も何もかもなくなった。夜も眠れない」と不安を口にしました。市の担当者は避難所での食事の提供をめぐり地域の防火クラブが温かい食事を提供していることなどを紹介。

 塩川氏は被災者の住宅再建などをめぐり、「一人ひとりの状況に応じて、切れ目のない柔軟な支援をしてほしい」と求めました。(茨城県・高橋誠一郎)


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