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2019年10月13日(日)

主張

革新懇の全国交流会

野党連合政権の実現への力に

 全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は19~20日、神戸市で地域・職場・青年革新懇全国交流会を開きます。合言葉は「安倍政治を終わらせ 希望ある政治へ―野党連合政権めざす本気の『市民と野党の共闘』で総選挙勝利を」です。「市民と野党の共闘」の焦眉の課題は、連合政権づくりを進める共闘の確立にあります。どのようにして、その道筋をつけていくか。全国交流会は、各地の経験をまじえながら今後のとりくみを語り合う、またとない機会となるでしょう。

草の根の運動を発展させ

 「このまま行ったら日本は安倍政権に壊されてしまう。命がけで力合わせてたたかわなければならない」「一歩も二歩も踏み込んで、連合政権への道筋をつけていくべきです」。一昨年の総選挙で野党統一候補として当選した菊田真紀子衆院議員(新潟4区)は「新潟県革新懇ニュース」9月10日号のインタビューでこう述べています。

 政権共闘を築くために、草の根からのとりくみが欠かせません。日本共産党は「総選挙に向けて、連合政権問題での野党間の前向きの合意をつくるために、都道府県、地区、支部で、草の根から、野党連合政権の合意をつくろうという機運をつくり出しましょう」(小池晃書記局長の第7回中央委員会総会での結語)とよびかけています。

 「個人と団体、政党が力を合わせて政治を変える統一戦線」を推進するのが革新懇運動です。「市民と野党の共闘」の前進に真正面からとりくんでいます。全国の地域に約700、職場・青年の革新懇を含めると900近い組織が、草の根の共同の力をもっています。

 東京の大田革新懇は、9月初め、4月の区長選をともにたたかった市民、団体、7党代表などが集う「市民と野党の懇親会」を開きました。各党から、いっそうの共闘前進への期待が語られました。香川革新懇が8月に開いた学習交流会には、来賓として立憲民主党の小川淳也衆院議員が参加し、野党で政権構想を明確にしてたたかえるよう全力をあげる決意をのべました。各地の革新懇が「市民と野党の共闘」を支える縁の下の力持ちの役割も果たし、共闘の発展に尽くしています。その豊かな経験と教訓を、いま生かす時です。

 全国交流会はこの間、「市民と野党の共闘」の前進と革新懇運動の発展の契機となってきました。今回も、19日の全体会で憲法学者の小林節さん、総がかり行動実行委員会共同代表の福山真劫さん、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが連帯あいさつに立ち、共同の信頼関係を深めます。

新たな共同の広がり期待

 全体会の特別発言は、同志社大学教授の岡野八代さん、日本共産党の志位和夫委員長が行います。岡野さんの報告テーマは、「ジェンダー平等」についてです。20日の分科会にも、初めて「ジェンダー平等」の分科会を設けました。新たな分野での共同の広がりが期待できます。8分散会と、「働き方改革」について話し合う職場交流会、「未来は私たちが決める」とうたう青年交流会、「市民と野党の共闘」分科会も、時宜にかなった活発な交流の場となるでしょう。

 革新懇運動の提唱者でもある日本共産党は、「市民と野党の共闘」の発展のために、全国交流会の成功へ積極的な役割を果たします。


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