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2019年10月11日(金)

重度障害者 社会参加へ必要な介助を

れいわ主催集会 制度改善訴え

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(写真)全国から多くの障害者らが参加した集会=10日、国会内

 重度障害者が介助をつけて社会参加できるよう求めた集会が10日、国会内で開かれました。全国から障害者らが参加。同行援護や行動援護、重度訪問介護や移動支援といった移動時に必要な障害福祉サービスを必要に応じて使えるよう訴えました。主催は、れいわ新選組の木村英子、舩後靖彦両参院議員。

 両議員とも重度障害があり、介助が欠かせません。障害者総合支援法に基づく福祉サービスは、通学・通勤、経済的活動に就いているときは使えません。両議員の活動については現在、参院が費用負担しています。

 舩後氏があいさつし、「常時介助が必要な人が自分の望む社会生活を送れるよう制度改善をすすめたい」と述べました。

 木村氏は、重度障害者が常時介助をつけられる仕組みを求めてきた運動史を語り、「社会参加のための保障を実現したい」と強調しました。

 22の団体・個人が介助を利用した通勤、就労などの必要性を訴えました。「国会中継には生字幕がつくようになったが、委員会の審議にはついていない」(聴覚障害者団体)、「重度訪問介護を24時間使い、1人暮らしを始めて自傷他害がなくなった」(知的障害者)、「通勤介助が使えないため一般就労できなかった」(筋ジストロフィー患者)。

 各党国会議員が参加。日本共産党からは、田村貴昭衆院議員と田村智子、倉林明子両参院議員があいさつしました。厚生労働省の担当課長も参加しました。


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