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2019年10月10日(木)

米軍に港使わせぬ

沖縄 本部町で町民集会

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(写真)ガンバロー三唱をする集会参加者=8日夜、沖縄県本部町

 米海兵隊が今月中旬に沖縄県本部(もとぶ)町の民間港を使用する可能性があるとの報道を受けて8日夜、同町で緊急町民集会が開かれました。「米軍は使うな」と書かれたオレンジの鉢巻きを身につけた参加者150人が拳を振り上げて「頑張ろう!」と三唱し、港の軍事利用を拒否する決議を採択しました。

 米軍は提供外施設での利用を狙い、9月17日には、伊江島補助飛行場(伊江村)での訓練を理由に、本部港から伊江島への出航を計画。しかし、県民と港湾労働者らの強い抗議で断念させました。

 集会実行委員会代表の上間一弘さん(79)は「本部ではかつて、P3C基地建設をはねのけた。本部には絶対に米軍艦は入れない決意で頑張りましょう」と呼びかけました。

 「本部町島ぐるみ会議」の仲宗根須磨子共同代表(町議)らが報告。仲宗根氏は「沖縄県民が一枚岩となれば、きっと米軍のやりたい放題は止められる。基地問題の解決の糸口が見えてくる」と述べました。伊江島とともに連携していきたいとの発言もありました。

 参加した町在住の女性(67)は「米軍の使用を阻止した日は興奮して寝られなかった。子どもや孫たちの未来のために頑張るのがおとなの責任です」と話しました。


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