2019年10月9日(水)
リニア実験線で火災
山梨・都留 作業員3人重軽傷
山梨県都留市の「山梨リニア実験線」車両基地で7日午後4時5分ごろ、停止していた試験車両「L0系」から出火し、点検作業員3人が重軽傷のやけどを負う火災がありました。JR東海は、同日中に公表しませんでした。
都留市消防本部によると、同日午後4時10分に「作業中にやけどをした」との通報がありました。3人のうち20代と30代の男性が重傷、40代の男性が軽傷とみられ、病院に搬送されました。
JR東海によると、負傷した3人のうち2人が同社の社員で、1人は機械メーカーの社員だといいます。
出火したのは予備の試験車両で、車内の機器から「何らかの原因で火花が発生し、作業服に燃え移った」(広報部)としています。
公表しなかった理由については「現地から報告を受けているので、報道機関などから問い合わせがあった場合は対応している」と説明しました。
同実験線は山梨県上野原市から笛吹市まで42・8キロの長さがあり、東京と名古屋を結ぶリニア中央新幹線(建設中)の一部です。