しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年10月8日(火)

秋田県、副食費を助成

24市町村実施、うち15では全額

幼保無償化に対応

住民の陳情実る

 10月から始まった国の幼児教育・保育無償化・副食費独自徴収に対し、秋田県は保護者の負担を軽減しようと市町村と共同して、世帯年収に応じて月額4500円を上限に助成する「すこやか子育て支援事業」を始めました。秋田市を除く24市町村が実施します。

 横手市など県内17市町村は何らかの上乗せを行い、15市町村(60%)は全額補助し、無料としました。2月議会への「秋田の保育をよくする会」と県社会保障推進協議会の副食費無料化の陳情、その後の幼稚園・保育関係者の陳情・請願に応えたものです。党議員団は全額補助のために尽力しました。

 秋田市内の幼稚園・保育所では、保護者への説明会で「秋田市だけが県の助成制度に参加しないので、みなさんから負担していただきたい」との話に、「えーっ」と落胆の声が上がりました。

 幼稚園・保育所では、副食費徴収の事務が新たに発生するため、どう対応するか検討しているといいます。「全額助成になれば、こんな苦労はしなくて済むのに…」という声も。「副食費4500円では間に合わない」という声も全県から上がっています。秋田市も議会と世論に押され、新年度から県の助成に参加することになりました。


pageup