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2019年10月6日(日)

住民生活を豊かに

自治体フォーラム アピール採択

 群馬県南牧村で開催されていた第24回「小さくても輝く自治体フォーラム」は5日、小さな自治体の存在意義を発揮して地域や住民の生活を豊かにする実践を積み重ねていくとしたアピールを採択し、2日間の日程を終えて閉会しました。

 アピールではまた、総務省研究会が提起した中心市と周辺自治体からなる「圏域」行政の法制化に対して、「小規模市町村の自治を奪う重大な懸念」があると表明しました。

 5日は「地域資源活用・地域振興」や「都市・農村交流」など四つの分科会も開かれ、各地の取り組みを学び、交流しました。

 「地域資源活用・地域振興」分科会では、助言者の大月短期大学の槇平龍宏教授が「地域経済振興の考え方」を説明。地域の特徴をいかした基盤産業の育成や、地域内でお金を循環させる仕組みづくりが重要だと強調しました。ものづくり産業だけでなく、地域資源を生かした観光などのサービス産業も基盤産業になりうる時代になっていると語りました。

 群馬県上野村役場の佐藤伸氏は、村の面積の95%をしめる森林を活用するため、村が高性能林業機械を購入して貸し出すなど林業活性化に努力してきた取り組みを報告。さらに未利用材を活用した木質ペレット燃料を製造し、エネルギーの地産地消を進めていることを紹介しました。

 同フォーラムでは、来年は高知県大川村で開催することも発表されました。


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