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2019年9月28日(土)

落下傘訓練再開を通告

横田基地 事故相次ぐ同型使用

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(写真)横田基地で行われたパラシュート降下訓練=26日(羽村平和委員会提供)

 今年1月に米軍が横田基地(東京都多摩地域5市1町)で実施した降下訓練で主傘が開かず切り離す事故が相次いだ同型パラシュートの訓練を、米軍が26日から訓練を再開すると周辺自治体に通告していたことが、27日わかりました。

 事故を起こしたのは、米海兵隊や特殊作戦部隊が敵からの発見を避けるため、高高度で航空機からとび、低高度で開いて降下する任務に使用する9・7メートル×3・4メートルの長方形のパラシュート。

 今年1月8、9両日に行った訓練で主傘が開かず切り離し落下させ、兵士が予備傘で降下する事故を起こしました。9日の事故では、予備傘を収納していた袋が風で基地外に流され行方不明になっています。

 米軍は25日、「問題が発生する可能性を最小限にとどめる対策を講じている」などとして訓練再開を通告しました。横田基地周辺市町基地対策連絡会は同日、人命にかかわる重大事故になりかねず多くの住民が不安を感じているとして▽どのような対策を講じたか速やかに情報提供する▽部隊への教育を徹底する―ことなどを米軍に要請しました。

 横田基地の監視活動を続けている羽村市の羽村平和委員会によると、26日はC130J輸送機2機を使い午前10時45分、11時8分、同16分の3回、合計29人が降下。午後5時34分から夜間も降下を行いました。


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