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2019年9月26日(木)

市街地3時間 低空旋回

東京・横田 米軍、パラ降下訓練

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(写真)横田基地で行われたパラシュート降下訓練=25日、東京都瑞穂町

 在日米軍横田基地(東京都多摩地域5市1町)で25日、米軍がパラシュート降下訓練を実施しました。米空軍輸送機が基地周辺の市街地上空などを3時間以上にわたって低空で旋回しながら、降下を繰り返しました。

 2012年1月以降、同基地では沖縄の米海兵隊や米陸軍特殊部隊などが、頻繁に降下訓練を行っています。通常は基地北側から進入しますが、今回は南側から進入。長時間にわたり基地周辺を旋回、降下を繰り返すのは異例です。

 午前10時ごろ、滑走路を北に向かって離陸した同基地のC130J輸送機は、2機編隊で、市街地上空を基地の西側から南側へと旋回して滑走路の東側を北へ飛行しながら降下を行いました。

 低空での旋回飛行は輸送機が訓練を終え着陸した午後1時11分まで続き、旋回数は27回に及びました。旋回するたびに1~2人、最大6人が降下し、合計51人降下しました。

 防衛省北関東防衛局から周辺自治体への情報提供によると、訓練は27日までの5日間で、延べ120人程度が降下するとしていました。横田基地広報部は降下部隊名について「今週末まで訓練を予定しており、安全上の理由から訓練が終わるまで公表できない」としています。

 現場で訓練を監視した「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の高橋美枝子代表は「私の住む羽村市でも、今日はずいぶん低く飛ぶなと感じていました。新しいパターンの訓練が行われるようになり、アメリカが戦争に向かっているのではないか、安倍内閣のもとで日本もその戦争に参加することになるのではないかと危惧を感じます」と話しました。


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