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2019年9月21日(土)

共闘の力 全国に示した

達増岩手知事、共産党を訪問

志位氏ら応対

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(写真)達増岩手県知事(中央)にお祝いの花束をおくる志位委員長(その右)、(左から)横沢、木戸口、小沢、(右から)穀田、小池の各氏=20日、国会内

 岩手県知事選(9月8日投票)で市民と野党の共闘で勝利した達増(たっそ)拓也知事が20日、選挙での支援へのお礼とあいさつに国会内の日本共産党控室を訪れました。

 達増選対本部の最高顧問を務めた国民民主党の小沢一郎衆院議員と、木戸口英司、横沢高徳両参院議員が同行。日本共産党は志位和夫委員長と小池晃書記局長、穀田恵二国会対策委員長が応対しました。

 「おめでとうございます。圧勝でしたね」。志位氏らは笑顔で達増知事らを出迎えガーベラの花束を手渡し固く握手を交わしました。

 達増氏は「おかげで自己最高の得票率を出せました」と支援に感謝。志位氏が「野党の結束の力ですね」と語ると「(共闘は)非常に大きなパワーになるということが全国に示されたと思う」と応じました。

 「岩手で被災者一人ひとりに寄り添うような復興をやれているのは、(共産党)県議団のみなさんが復興与党として論陣をはってくださったから」と謝意を示した達増氏。志位氏が、憲法13条の幸福追求権を復興の原則に据えてきたわけを尋ねると、「何を被災者のみなさんにすればいいか考えた時、命がただ助かればいいというものでも、お金で済むような問題でもない。その中で『幸福』の言葉がわき出てくると同時に憲法の基本的人権の原点もそこだった」と述べました。志位氏が「野党共闘の原則も個人の尊厳だ」と返すと、達増氏は「震災や、沖縄の米軍基地問題のような生きるか死ぬかの問題に真剣に向き合うと、その辺に結論が見えてくる」と述べました。

 志位氏は「いま憲法変えてしまえという乱暴な議論があるが、13条は生かすべき素晴らしい条文ですね」と語り、「政権をとろうと呼びかけている。一緒に国の政治も変えていきましょう」と呼びかけました。


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