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2019年9月18日(水)

「米軍機飛行中止を」

沖縄 9大学・高専の学長ら要請

“子どもの安全考えて”

写真

(写真)日米両政府に米軍機の飛行中止を求める要請書を発送したと発表する大学長・校長ら=17日、沖縄県庁

 沖縄県内の大学や高専などの学長・校長らは17日、県庁で記者会見し、安倍晋三首相やトランプ米大統領など日米両政府関係者宛てに、教育機関の敷地・周辺上空の米軍機の飛行中止を求める要請書を8月に発送したことを発表しました。

 要請書は、米軍機の離着陸や飛行に伴う騒音などで「日常的な教育研究活動、会議運営及び学生生活等に支障」をきたしているとし、同県浦添市の中学校テニスコートに米軍ヘリの部品が落下した6月の事故も示し、「いつ大きな被害につながってもおかしくない危険にさらされている」と強調しています。

 要請には、琉球大学、名桜大学、県立芸術大学、県立看護大学、沖縄工業高等専門学校、沖縄キリスト教学院大学・短期大学、沖縄国際大学、沖縄大学、沖縄女子短期大学の学長・校長が、名を連ねています。

 同様の要請は2013年から毎年、行われています。沖縄国際大学の前津榮健学長は、記者会見で「学生や子どもたちの安全を考えると早めに飛行中止をしていただきたい。(毎年の要請に対して)日米両政府から全く反応がないことに非常に憤りを感じている」と訴えました。


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