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2019年9月5日(木)

「鉄路守れ」道内結集

札幌、緊急集会で決意新た

畠山氏あいさつ

写真

(写真)「オール北海道」で鉄路守ろうと話し合った緊急集会=3日、札幌市

 「鉄道の未来のために」を合言葉に、JR北海道が狙う路線廃止の横暴を断固許さず、道民の足と地域経済を守ろうと、道内の運動団体が一堂に会した緊急集会が3日夜、札幌市で開かれました。

 「維持困難」と、JR北が道内の半分以上の1237・2キロ、10路線を切り捨てる計画を発表してから2年10カ月。大赤字の新幹線は推進する一方で、自治体と住民に過大な負担を押しつけ、“諦めなさい”攻撃を強めてきました。

 「日高本線をはじめ北の鉄路存続を求める緊急集会」は、呼びかけ団体を代表して、JR日高線を守る会の真壁悦夫事務局長、函館本線・山線の存続を求める住民の会の琴坂禎子副会長があいさつ。真壁氏は、不通になって4年8カ月も放置されている日高本線で、池田拓浦河町長が全線復旧、鉄路存続で頑張り抜く姿勢を続けていると強調。「諦めずにたたかいぬく。全道、全国の支援をお願いします」と訴えました。

 日本共産党の畠山和也前衆院議員、新社会党道本部の小柳政行書記長があいさつ。社民党がメッセージ、立憲民主党が「同じ思い」と語り、「オール北海道」で鉄路を守ろうと運動が進んでいます。

 畠山氏は「鉄路は公共性、有益性があり、残すためにどうするかを議論の出発点にすべきです。全道民の問題として世論を広げていくため、力を尽くします」と表明しました。


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