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2019年8月31日(土)

住民「泥出し助かる」

九州大雨 福建労ボランティア

佐賀・小城

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(写真)家にのしかかるように倒れる杉の木=30日、佐賀県小城市

 記録的大雨により佐賀県で大きな被害が出る中、福岡県建設労働組合(福建労)は30日、江口謙二委員長を先頭に同県小城(おぎ)市に駆け付け、家屋周辺の土砂の撤去などのボランティア活動を行いました。日本共産党の松尾義幸市議も参加しました。

 ボランティア現場は土砂崩れで家屋を囲むように土砂が流れており、大きな杉の木が、のしかかるように屋根の上に落ちていました。

 江口委員長らは数人がかりで、泥をスコップと孤輪車で懸命にかき出していました。

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(写真)泥をかき出す江口氏(右)=30日、佐賀県小城市

 住人の女性(42)は「28日の朝5時40分ごろ『ドーン!』というすごい音が鳴りました。怖くなって家族5人で慌てて避難しました。正常な判断ができず、暗い中、慌てて、子どもの着替えやお菓子だけをかばんに詰め、車で主人の実家に避難しました」と話します。「どうなるんだろうと先が見えなくなりそうなときにボランティアに来てもらったことは、すごく助かりました」とほっとした表情でした。

 江口委員長は「どんな様子か確認することも含めてボランティアに来ました。ここの民家は土砂崩れがひどいですし、木で家が押しつぶされているような状況です。大雨の中、大変な思いをされたと思います。近くに崖があるところなので、土砂被害は予想できる。こういったところに行政はしっかりとした対応が必要と思います」と話しました。


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