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2019年8月29日(木)

寅さんファン感謝祭

映画第1作公開50周年

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(写真)山田監督(中央)と倍賞さん(その左)、佐藤さん(中央の右)=27日、東京都内

 山田洋次監督の映画「男はつらいよ」シリーズの第1作が公開されて50周年に当たる27日、「寅さんファン感謝祭」が東京で開かれ、250人の観客が鑑賞し、寅さん役で主演した渥美清さんの思い出など監督らのトークを楽しみました。

 山田監督、倍賞千恵子、佐藤蛾次郎の各氏が登壇。山田監督は、第1作について、失敗作を作ってしまったと落ち込んでいたが、公開初日に劇場で観客が笑って見ていて、面白い映画なのだと「観客に教えられた」「今日のことを一生覚えていなきゃいけないと思った」と語りました。

 第1作が好評で、シリーズは1997年までの28年間、49作まで続き、今年12月には第50作「男はつらいよ お帰り 寅さん」の公開を控えています。これほど続くとは「夢にも思わなかった」と言います。

 寅さんの妹・さくらを演じてきた倍賞さんは、渥美さんについて「相手の立場に立って考える人で、寂しかったり、心が病んでいるようなときに、幸せな気分にしてくれた」と思い出をのべ、佐藤さんは「パッと見てばかに見える源公役は難しかったが、監督がアドバイスしてくれました。山田監督に会えて本当によかった」と語りました。

 山田監督は第50作について、「こんな映画になったのかと僕自身もふしぎでした」とのべ、「ぜひ見てください」と訴えました。

 「男はつらいよ お帰り 寅さん」は、10月開催の第32回東京国際映画祭のオープニング作品に決まり、12月27日から全国公開されます。


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