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2019年8月29日(木)

いま「赤旗」がおもしろい(7)

日韓の歴史

日本による支配たどる

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(写真)シリーズ連載「日韓の歴史をたどる」

 悪化する日韓関係。その根本に、日本の植民地支配への反省を投げ捨てている安倍政権の態度があります。学校教育でも、日本が朝鮮に何をしたかの歴史が十分教えられているとはいえず、侵略戦争以上に植民地支配の責任の認識は国民的にも乏しいのが現状です。

 「赤旗」文化面では、現在の問題の解決には植民地支配の歴史を知ることが不可欠だと、4月以来、シリーズ「日韓の歴史をたどる」を掲載。各時代の第一級の専門家が、日本がどんな狙い、どんな口実で何をしたか、朝鮮民衆はそれに対してどう行動したか―を執筆。「よい企画ですね」と積極的な協力をいただいています。

 朝鮮侵略の第一歩・江華島事件(明治8年)、朝鮮支配のために中国やロシアの影響力排除を目指した日清・日露戦争、その中で行われた王妃や住民の虐殺―。当時から報告書の改ざん、事実の隠ぺいがされ国際世論や日本国民を欺いたことが明らかにされています。

 現在、第7回(8月21日付、明治38年の保護条約強要)まで掲載。読者からは「これまでの掲載日を教えて」「記事のコピーを送って」との要望が多数寄せられ、送付が追い付かない状況です。今後、植民地支配で朝鮮民衆に日本がしたことを時代を追ってたどります。

多彩な連載

教育・健康・マンガ論も

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(写真)金曜大型連載「少年マンガとジェンダー」

 「くらし・家庭」面は多彩な連載がてんこもり。火曜は「教育エッセー」、水曜は「健康豆知識」。金曜エッセーにくわえ、第4土曜日は山本ふみこさんの「土曜日のおむすび」が彩りを添えます。

 「赤旗」の中でも異色の連載が、金曜付の大型連載。写真やイラストをふんだんに使い深く、かつわかりやすく解説。「水の恵みをつなぐ」「観覧車の世界」「幻燈の映した日本社会」「ヤナギを追いかけて」などテーマは多岐にわたります。

 8月からは「少年マンガとジェンダー」がスタート。日本出版学会理事で大学講師の中川裕美さんが、1~2月の「少女マンガとジェンダー」の続き物として執筆。明治の少年雑誌の役割、戦う少年と無力な少女が登場する『少年王者』、男の世界を神聖化する『巨人の星』、そして少女の夢をかなえる少年を描く『タッチ』―。

 時代背景をほうふつとさせる少年マンガの世界。読者からは「あだち充の『タッチ』。マンガも読み、アニメ化の放送も見た。どストライク世代です。タッチを読み、高校野球ファンになった人も多くいると思います」とのメールも。連載は9月いっぱい続きます。夢中になったあの頃を思い起こしながら、ぜひお楽しみください。(おわり)


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