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2019年8月27日(火)

G7閉幕 首脳宣言は断念

 【ビアリッツ(仏南西部)=伊藤寿庸】当地で開かれていた主要7カ国(G7)首脳会議は26日、気候変動など環境問題、デジタル化への対応などをテーマとした会合を行い、閉幕します。イラン情勢、国際経済、気候変動、ロシアの復帰問題などで、米国と他の諸国との溝は埋まらず、議長国フランスは首脳宣言を当初から断念しています。

 24日にはザリフ・イラン外相が突如、空路ビアリッツ入りし、マクロン仏大統領やルドリアン外相と会談。ただイラン核合意から離脱し、対イラン制裁を再開した米国は、他国がイランと交渉することには反対しないとしながらも、従来の方針を変えていません。

 米仏間の対立となっていた、米デジタル大手企業への仏独自の課税問題では、26日、経済協力開発機構(OECD)で国際的なデジタル課税で合意できれば、その税率との差額を仏当局が企業に返金するなどの合意が成立しました。


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