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2019年8月27日(火)

野党連合政権に向けた話し合いの開始を

志位委員長が野党各党に申し入れ

 日本共産党の志位和夫委員長は26日、国会内で記者会見し、7月の参院選で共闘した野党各党・会派に対し、野党連合政権に向けた話し合いの開始とそのための党首会談を開催することを、申し入れしたことを明らかにしました。同日、小池晃書記局長、穀田恵二国対委員長が、立憲民主党の福山哲郎幹事長、国民民主党の平野博文幹事長、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の玄葉光一郎幹事長を訪れ、志位委員長の申し入れ文を手渡しました。福山、平野、玄葉の各氏は、「党首、代表に伝える」と応じました。れいわ新選組の山本太郎代表には別途、申し入れを行いました。社民党には後日申し入れします。(申し入れ全文)


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(写真)記者会見する志位和夫委員長(左)、小池晃書記局長=26日、国会内

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(写真)立憲民主党の福山哲郎幹事長(右)に申し入れる(左から)小池晃書記局長、穀田恵二国対委員長=26日、国会内

 申し入れは、党創立97周年記念講演会(8日)で、志位氏が来る総選挙に向けて「野党連合政権を正面からの主題にすえた話し合いの開始」を呼びかけたことをふまえたものです。

 志位氏は申し入れ文で、この4年間、市民と野党の共闘で一連の国政選挙をたたかうなかで、お互いに信頼関係が強まり、共闘は豊かな発展をとげてきたと指摘。同時に、安倍政権・自民党政治に代わる野党としての政権構想(野党連合政権構想)を国民に提示することが大きな課題となっており、野党が力強い政権構想を示せば、「私たちの『本気度』を国民に伝え、これまで棄権してきた多くの有権者も含めて、『政治は変えられる』という『希望』を伝え、政治情勢の大きな変化をつくりだすことができる」と強調しています。

 さらに、「野党連合政権の土台は、すでに存在しています」として、(1)中央段階・全国各地での「信頼のきずな」の広がりと、(2)参院選で5野党・会派と市民連合が交わした13項目の政策合意をあげて、「意思さえあれば、野党連合政権への道を開くことは可能だと確信しています」としています。

 会見で志位氏は、野党連合政権構想をまとめるには、▽連合政権をつくろうという政治的合意▽一致点を確認して魅力ある共通政策を練り上げることと、不一致点について連合政権がどう対応するかの政策的合意▽小選挙区での本気の選挙協力の具体化――を一体ですすめていくことが大切になると指摘。「この3点がそろって初めて、野党共闘が本当に力のあるものになり、国民に野党の『本気度』が伝わり、総選挙で勝つことができる」と力を込めました。

 志位氏は、今後、市民連合や総がかり行動実行委員会などにも申し入れの内容を伝えていくことを表明しました。


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