2019年8月22日(木)
損傷護岸の補修早く
川崎 平瀬川沿い、地盤沈下も
畑野氏ら調査
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川崎市宮前区と高津区内を流れる1級河川・平瀬川の護岸損傷で土砂が流出し、地盤沈下が発生している問題で、日本共産党の畑野君枝衆院議員は21日、石田和子県議、宗田裕之市議団長、高津区上作延(かみさくのべ)地域の住民とともに現地調査しました。
この川では現在、国の委託を受けた県から管理を移管された市が独自に護岸工事をしていますが、完了には10年以上かかるとの見込みもあります。
調査では、地域の住民らが、工事で川幅の半分がせき止められ、豪雨時にはゴミが滞留し水位が上昇するため、周辺住民が洪水の発生を心配していることなどを説明しました。
畑野氏らは説明を受けながら、地盤の沈下で▽建物の土台がずれた▽電柱が傾いて建物にぶつかりそうになっている▽家のブロック塀や道路に面した護岸の壁、道路にひび割れが起きている▽護岸のフェンスが曲がる▽何度補修しても道路にくぼみができる―などの被害状況や、土の圧迫で膨らんだり、コケが生えたりした護岸の現状や工事の様子を確認しました。
畑野氏が「早く工事を終わらせることが大事ですね」と話すと、宗田氏は「国や県が補助を出せばもっと早く終わる」と強調。参加した大渡邦洋さん(78)は「国の川だから国が出してくれないとね」と語りました。